茶道(掛け軸)
茶事は、すると決めたら、どんな所でも出来ると信じています。 マンションで、ベランダを露地に見立てて、サッシに簾を半分下ろして、 にじり口のようにして楽しんでいらっしゃる方もおられます。 我が歩々庵は、リフォームの際に炉を切ってもらいましたが …
唯一長続きしたお稽古事が茶道です。 先生と、何よりお仲間に恵まれたことが大きかったです。 自宅でお客様を招いてのお茶事を楽しみにしておりましたが、コロナ下では難しく、早く治まることを祈るしかありません。 お茶事が出来なくても、茶人の香りのする…
盛夏のお茶事には、涼を感じて頂くことが一番です。 数年前に、水をテーマにお茶事をするために求めたお軸です。 私が良く利用させて頂いたお茶道具屋さんは、2階にお軸が揃えてありました。 1階は、所狭しとお道具が並べられているのですが、草履を脱いで…
雨降りは憂鬱なことが多いです。 出かければ衣服が濡れますし、洗濯物も乾きません。 でも、雨が降らなければ困ることを誰もが知っています。 雨の風情を感じつつ暮らしていけたら、梅雨も、そう悪くはないはずです。 お茶事の趣向に思いを巡らせるというこ…
お茶事の本席には、墨蹟(禅宗の僧侶が筆で書いたもの)がかけられる場合が多いです。 禅語に季節は無いといいます。 そこには季節にとらわれることのない教えがあるからです。 とは、いっても、やはり私は季節を感じてしまいます。 茶席の禅語を紹介する本…
春になると色々な花が咲き、私たちを楽しませてくれます。 毎年、同じ時期に、誰に言われることもなく花は咲きます。 足も腰も悪く、歩くのが苦手な母を、なんとかお散歩に連れ出すのには、本当にありがたい季節です。 この花々、無心に咲いているからこそ、…
初めて、求めたお軸が、この<雲出明洞中>です。 梅雨明け宣言のような、晴れ晴れした語句です。 この句の前に < 雪消山骨露 ユキキエテサンコツアラワレ >という句があり、対句となっているものです。 雪が消えると、山肌があらわになり、雲が晴れると、…
このブログのIDの hohoan は<歩々起清風>から取りました。 <歩々起清風>は私の大好きな禅語。私の理想です。 <歩々>とは一歩一歩の歩み、つまりは行動そのものをさします。 一足歩く度に爽やかな風が起こるということは、その人の行動そのものが爽や…