母と私の着物ぐらし

着物の決まり事 日々のコーディネート 趣味の茶事 母との暮らし 仲居さんのバイト

蝶の縁起

蝶の柄が大好き!という方、大勢いらっしゃいます。

私もその中の一人です。

 

f:id:hohoan:20210410210429j:plain

 

優美な図案には違いないのですが、蝶独特のイメージが様々なので、着物の柄をご覧になった相手様がどんな印象を持たれるかが気になります。

 

 

お茶事やお茶会をする場合、その季節に相応しいお道具を揃えて、お客様に楽しんで頂くことが多いですが、特別なテーマ(趣向)があることがあります。

 

お盆の時期などに、偲ぶ会として行うような場合、お軸は<夢>をよく目にします。

人生は夢のごとし というところからだと思います。

 

秀吉も

露と落ち 露と消えにし わが身かな 浪速のことも 夢のまた夢

と詠んで逝ったとか、、、(大河ドラマでよくあるシーン)

 

そして

お道具のどこかに蝶が使われることが、実に多いのです。

 

蝶には亡くなった方の魂が宿ると言われます。

 

蝶になって逢いに来てくれた。

蝶に化身されたとしても、おそばにいられるだけで嬉しいと感じます。

 

でも、このことが、蝶に死のイメージを漂わせてしまいます

 

ひらひらと、花から花へと飛んでいく蝶の姿は美しいのですが、浮気者という印象も生まれます。

結婚式に出席するお着物には避けた方が良いとまでおっしゃる方もおいでになります。

 

 

一方で、幼虫からさなぎになって、やがては、それまでの姿からは想像も出来ないほどの美しい成虫となる蝶は、輪廻転生や復活、長寿の象徴ともなっています。

 

家紋にも蝶が使われる理由はそこにあります。

 

 

           f:id:hohoan:20210410071858p:plain  

 

不死・不滅のイメージが特に武士には好まれ、平清盛の家紋が、上の<丸にあげは蝶>です。

 

その後も、平家の流れをくむ(もしくは平家の末裔であると主張する)武士たちが好んで蝶の家紋を使いました。

 

中国では、蝶の発音が老年を意味する言葉と同じだということで、長寿につながると言われています。

 

また、花を慕う蝶は、愛情あふれる円満な夫婦にも例えられます。

 

このように蝶には、様々なイメージがあふれているのですが、春から初夏の蝶は、花のように、季節を代表する物としてとらえて頂けます。

 

気を使わずに蝶の柄を楽しむのは、今!なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月の着物コーデ~9日~蝶の付下げ&袋帯

バイト先は、着物は自前のものでも良いことになっています。

 

一応、店で用意されている着物もあります。

御自分の着物を汚したくない方はそれを着ます。

 

派手でないものならOK!と言われているのですが、その解釈を少しづつ広げている私です。

 

今は、華美なものでなければ、付下げも大丈夫よね。の階段を上りました。

 

 

hohoan.hatenablog.com

 

 

hohoan.hatenablog.com

 

昨日と同じ蝶々の付下げです。

 

f:id:hohoan:20210409205533j:plain

 

帯は袋帯です。

名古屋帯を合せた昨日よりも格が上がります。

とはいえ、古典柄でもなく、豪華な刺繍なども無い袋帯ですので仰々しさがありません。

 

f:id:hohoan:20210409205612j:plain

 

この帯、お太鼓の部分にどこを出すかで印象が変わります。

 

以前締めたときは

f:id:hohoan:20201122193635j:plain

 

f:id:hohoan:20201104203040j:plain

 

小物は緑と迷いましたが、オレンジの方が調和が良いように感じました。

 

f:id:hohoan:20210409210253j:plain


実は、帯も迷ったのです。

蝶が織り込まれているこの帯も出してみました。

 

f:id:hohoan:20210409211206j:plain


色的にも着物に合うと思ったのですが、仲居さんとしては、ちょっと華やかになり過ぎるかなと躊躇しました。
 

4月の着物コーデ~8日~蝶の付下げ&蝶のいる名古屋帯

蝶には様々なイメージがあるのですが、春の蝶は、ヒラヒラと舞い飛ぶ、そのままの可愛らしい姿を受け入れて頂けると思います。

 

f:id:hohoan:20210408180641j:plain

 

ポリエステルの付下げです。

化繊であろうと、絹であろうと着物の格は変わりません。

 

f:id:hohoan:20210408180731j:plain

 

帯にも蝶の刺繍がされています。

 

付下げの着物なので、刺繍のある名古屋帯は合うと思います。

 

f:id:hohoan:20210408181257j:plain

 

茶と緑が相性が良いことと、今、正に生まれたての葉が美しい時期ということで、小物は緑を選びました。

 

仲居さん日記29~小さなお嬢様にお許し頂く

私のバイト先は、東京の桜の名所の近くにあります。

というか、眼下にその桜を眺めながらお食事を楽しむことが出来ます。

 

さすがに、コロナ対策で、以前よりもお席は減らしていますが、先週末は満席という賑わいでした。

お断りしたお客様もいらして、あんなに暇な日が続いたことを思いますと、申し訳ないやら、残念やら、、、

 

そんな日に、親子3代でお部屋をご予約下さったお客様の担当をさせて頂きました。

 

ご夫婦のそれぞれのご両親様と、お子様お二人です。

4歳くらいのお嬢様と、まだ這い這いの坊ちゃまです。

 

バイト先では、お子様弁当を2段の物と、1段の物と、2種類ございますが予約制です。

当日お受けできるのは、おうどんと、天丼や親子丼をお子様のためには特別に単品でお作りしております。

 

コロナ禍で、平日、土日の区別なく暇でしたので、少しでもお客様に入って頂くために以前は平日に限ったメニューも土日にもお出しておりました。

 

ただ、板場も人数を減らしておりますし、そろそろ丼物は平日のみにしたいとは伺っておりました。

でも、以前は、平日限定の丼もお子様のためには土日もお作りしていました。

 

ここを、ちゃんと確かめておかなかった私のミスです。

 

お嬢様に、親子丼をお受けしてしまいました。

 

板場に通したら、却下されてしまい、”お子様のためにもだめですか?”と少しごねてみたのですが、無理でした。

 

さあ、大変。

謝って、おうどんにして頂かなければなりません。

自分の事として考えて、親子丼の口になっているところに、おうどんって、ちょっとどうなのぉ~~~~~です。

 

まず、お母様に、本日桜のお陰で満席のため、親子丼はお受けできないことを謝りました。

お嬢様にも、

”ごめんなさい。親子丼はお作りできないの。おうどんでもいいですか?”

 

ーーーんんん、苦しい。親子丼とおうどん、違いすぎっ!

ーーーやだー親子丼が食べたい!って泣く?泣いちゃう?私が泣かせちゃうの?

 

          

 

”いいよ。”とお嬢様がおっしゃいました。

 

私が立っていらっしゃるお嬢様の前でしゃがんだので、視線が少しだけお嬢様の方が上でしたでしょうか。

 

知らないおばさんが、ママに謝ってるし、何か困っている感じ、、、

”いいよぉ~大丈夫だよぉ~”って感じの優しい ”いいよ” でした。

 

下に弟さんがいらしゃるので、小さくてもお姉様だからなのかもしれません。

 

お母様の方もあっさりと

”じゃ、暖かいおうどんをお願いしま~す。”

 

ーーーありがとうございます。ほっと致しました。

 

とてもお元気でお可愛らしい下の坊ちゃんは、襖が開くと、お部屋の外へ 高速で這い這いなさいます。

入り口には段差もございますので、慌てて抱っこさせて頂きました。

コロナ禍では、お子様方には触れないように心がけておりますが、とっさのっことでございました。

 

それに対しましても

”すみませ~ん。ありがとうございます。”

どこまでも大らかなお人柄のご家族様で助かりました。

 

行く手を阻まれた坊ちゃんもご機嫌が悪くなることも無く、襖が開く度に果敢にチャレンジなさってました。

 

 

 

4月の着物コーデ~3日~薄紫&グレー&白の小紋にピンクの名古屋帯

季節の花が描かれているわけでは無いのですが、春に着ることの多い着物です。

 

 

f:id:hohoan:20210403205146j:plain

 

母のお下がりのポリエステルの着物です。

昨日と同じピンクの帯を締めてみました。

 

帯も化繊ですが、着物と違って、帯を洗うことはほとんどありません。

 

f:id:hohoan:20210403210627j:plain

 

化繊ですが、締めやすい帯で気に入っています。

 

f:id:hohoan:20210403210742j:plain

 

帯揚げは、帯よりも薄い色目のピンク。

帯締めは、以前、私が北海道に行ったときに母にお土産に買ってきたアイヌの織物です。

有名なユーカラ織とは違います。

ユーカラ織は私が気楽にお土産で買う値段ではなかったように覚えています。

 

織の部分は紺と茶ですが、裏が白なので、この着物には合うかと思いました。

 

4月の着物コーデ~2日~蝶々の小紋にピンクの帯

ポリエステルの着物は、せっかく洗えるので、気兼ねなく着て、さっと洗う!

でも、まあ、2日くらいは着たいです。

 

昨日と同じ、栗色の蝶々の小紋を着ます。

 

f:id:hohoan:20210402193547j:plain

 

何とか、春らしい装いにしたいと思い、帯はピンクを選びました。

茶にピンクという取り合わせは、韓国の王朝ドラマのチマチョゴリに学びました。

 

f:id:hohoan:20210402193627j:plain

 

f:id:hohoan:20210402194018j:plain

 

帯揚げ、帯締めの小物は、水色系で選びました。
 

 

4月の着物コーデ~1日~蝶々の小紋

母のお下がりのポリエステルの着物です。

 

f:id:hohoan:20210401212017j:plain

地色は栗色と言いますか、まあ、茶色ですね。

なので、秋に着ていたのですが、蝶々も飛んでいるので、春にも着たいなと思った次第です。

 

f:id:hohoan:20210401212310j:plain

 

秋めいた地色に負けずに、春らしさを出せたらいいなと思います。

 

f:id:hohoan:20210401212620j:plain

 

帯は、白地の名古屋帯。花の刺繍があります。

蝶々もいるんですよ。

 

f:id:hohoan:20210401212739j:plain

 

f:id:hohoan:20210401212829j:plain

 

帯揚げ、帯締めは新緑を意識して緑を選びました。