裏千家には、淡交会(たんこうかい)という組織があって、頂いているお許状の段階に分かれて、年に何回か研究会が行われています。
いわゆる講習会です。
私のクラスですと、年に5回開かれます。
昨日は、その二回目に出席してまいりました。
因みに、本年度の第一回目はこちら
あいにくの雨でしたが、そんな時は、比較的水に強い紬を選びます。
お茶先輩のKさんに頂いた、結城紬と紬地に染めを施した帯を選びました。
赤い結城って、可愛いですよね♡
それも、そのはず
これは、Kさんが大事な大事なひとりお嬢様のY子さんのためにご用意された着物です。
Y子さんは、私よりも大分お若いのに、ご自分は着る機会がないので
私に下さると言うことで、ありがたく頂戴した物です。
Kさんからは、こちらの藍色の結城も頂いております。
母娘のお二人で、
いえ、そこに、そのお二人を自慢に思われるご主人様もご一緒に
ご家族でお出かけの際にお召しになるのを楽しみに仕立てられたお着物に違いありません。
私の元に来てくれた着物、このご縁に感謝いたします。
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ご恩をご縁に訂正しました
この帯は、紬地に染めを施して、袋帯に仕立てたものです。
礼装や正装ではなく、普段のおしゃれ着に贅をつくすというのが、いかにもKさんらしいです。
いくら高級なものでも、紬を着てお茶会に出席することはありません。
紬は、あくまでも普段着だからです。
刺繍の襟をしています。
お茶会などでは、絶対に使いません。
刺繍の襟は、お茶の世界では嫌われる<華美な物>に入るでしょう。
私も、紬に刺繍の襟を使うことは滅多にしません。
でも、この帯は、染めの帯ではありますが、格の高い袋帯です。
刺繍の襟を持ってきても、まとまるコーデになるはず!
習い事はお茶しか続かなかった私ですが
わびさびの人ではありません。
実は、刺繍やビーズの襟、ビーズの帯締めなども大好きです。
そういう物は、もっぱら母の踊りの会のお付き合いで使っていたのですが
今はその機会もなくなりました。
今回は、舞台でお点前をなさる方を、客席で拝見させて頂くという立場なので、
着物のおしゃれを素直に楽しんだと言うわけです。
客席は圧倒的にお洋服の方が多いくらいですから、問題ないと思っています。