母と私の着物ぐらし

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3月の着物コーデ~桜の前にもうすこし椿を

桜が待ち遠しい頃になりました。

 

でも、桜の前に、もう少し椿を楽しみたいです。

 

と、いうことで、

椿の柄の帯2種のコーデです

 

 

<その1> 塩瀬の帯に綸子の小紋

 

 

あ~~~~~半襟

母が換えてくれた半襟は、こんなに皺にならないのに、私が付けるとシワシワァ~

 

何でも母にしてもらっていたので、実は何も出来ない私です。

 

まっ、いっかっ!

 

いいえ、良くないですね。

まあ、何回かトライすれば何とかなるでしょう(楽天的)

 

綸子なので、ツルンツルンな感じです。

縞の間に柄があって、色合いも好きな着物です。

 

洗い張りをして、母が去年仕立て直してくれました。

 

でも、さすがに見えない目では大変だったらしく、何回も縫い直していました。

”お母さんは、もう無理だと思う” って、寂しそうでした。

 

でも、ちゃんと着物の形にしてくれました。

 

いつになく、多少の糸のツレとかもあるのですが、着てしまえば、動いていれば、解りません。

 

 

母がお気に入りで良く締めていた塩瀬の帯

 

これまで、この塩紬の帯は、紬にしか合わせたことがなかったので、この組み合わせは、私自身、新鮮♡ に感じます。

 

染めの帯には、織りの着物が相応しいと言われています。

でも、小紋に染めの帯を合わせても、問題はありません。

 

この帯を訪問着に締めるのは、格が違いすぎて合いません。

 

 

同じトーンで合わせたいと思いましたが、帯揚げだけは、少し可愛い系のピンクを選びました。

 

帯締めは、グレーの更紗柄の小紋の端切れで作った丸ぐけです。

 

 

<その2> 袋帯に紅型の小紋

 

 

先日、エミータさんが、石垣島竹富島をご旅行なさって、紅型を紹介されていました。

 

エミータさん!

私の紅型の着物って、これ!です。

 

若いときの着物です。

作ってもらった時は、この歳まで着るとは想像していなかったのですが、、、

 

裾が切れて、何回か切り上げています。

それを見込んで、長めに仕立ててあるので、今でも着づらいこともなく

というか、初めは長すぎて着づらかったです。

 

ここまで着てしまうと、派手になっても、譲ることも出来ません。

 

縮緬なので、水に弱く、すぐに縮みます。

バイトで着るのはなぁと躊躇していましたが、着ないのはかえってもったいないですしね。

 

菊と梅が目立ちますが、季節の花々が染められています。

 

椿もあるんですよ。

 

 

 

扇に椿が織り込まれている袋帯です。

 

小紋は、あくまで趣味の着物ではありますが、袋帯と合わせると装いの格が上がります。

 

この帯は、袋帯とはいえ、金糸銀糸が使われてはいませんし、刺繍もありません。

 

袋帯ですから、勿論、訪問着にも合わせることは出来ますが、礼装にはなりません。

でも、その仰々しくないところがかえって使いやすいです。

 

小紋に合わせるにもちょうど良いと思っています。

 

 

 

小物類は、水色を選びました。

若いときは、迷わずオレンジを合わせておりましたが、派手な着物を少しでも抑えたいと思いました。