母と私の着物ぐらし

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10月の着物コーデ~27日~28日

~27日

 

 

綸子の着物です。

綸子は独特の艶があるので、社員の女の子に ”光ってますね”と言われました。

 

 

 

この着物は、ピンクやブルー系の春らしい色合いと、秋のイメージの茶も使われているので、季節を選ばずに着ることが出来ます。

 

帯次第で印象が変わります。

今日の帯は、平仕立ての名古屋帯です。

 

八角形と四角形で隙間なく構成されている文様で、蜀江文(しょっこうもん)と呼ばれるものです。

 

秋なので、赤い帯を選んでみましたが、春には白っぽい帯を合せています。

 

 

 

帯揚げは水色。

帯締めは、母のお手製の丸ぐけです。

帯締めの生地の小紋の着物は、元は付下げだったものを、シミが目立つようになったので、細かい小紋柄に染め変えました。

仕立て直して、何年か着て、最後は又ほどして、他の着物を仕立てる時に八掛(裾回し)に使いました。

小紋柄の八掛も可愛いですよ。

 

 

~28日

 

 

母が着ている時から大好きな着物でした。

塩瀬です。

 

色付き始めた葉が今の時期に相応しいと思って選んだのですが

社員の女の子からは ”爽やかですね”

お若い店長からは ”柑橘類のような着物” と言われました。

若い世代には共通した感性があるようです。

 

この着物にはちょっと洒落た地紋もあるんですよ。

 

 

オレンジに染められた部分には、もともと葉の形に地紋があります。

 


辛子色の帯を選びました。

お茶の先輩のOさんに反物で頂いたものを母が裏を付けて仕立てました。

つまりは、新しい物を頂戴したのです。

私も数回しか締めていないのでまだ堅い感じがします。

 

この手の帯は、趣味のものです。

紬や小紋に相応しい帯で、付下げや訪問着には締めません。

 

 

小物は迷わずグリーン系を選びました。

帯揚げは縮緬のぼかし。

帯締めは母お手製の丸ぐけです。