今年のひな祭りは、良いお天気に恵まれました。
雲一つありません。
ところが
何!?
何事なの!?
警察車両が並んでいます。
大安吉日に何だというの!?
でも、大丈夫!
安心して下さい。
東京マラソンのための交通規制でした。
バイト先では、ひな祭りと日曜日が重なったため、初節句のお客様が3組様。
お部屋は全部、初節句のためのご利用ということです。(4部屋中、通して使っている部屋有り)
七五三の3才、5才、7才って、皆さん一応に、3才、5才、7才なんですけど、
初節句って、様々です。
って、この意味わかりますか?
初節句って、この2月に生まれた生後1月ほどのお子様も、去年の4月に生まれたもうすぐ1才のお子様も、同じ日に初節句を迎えられます。
なので、2日のお客様のように初たっちができるお嬢様もいらっしゃれば、
首が据わらないようなお嬢様もいらっしゃいます。
初節句とお食い初めをごいっしょになさるお客様もいらっしゃいます。
No・3のお部屋がまさにそれでした。
ご両親様と、それぞれのお祖父母様の大人6名様と、お食い初め膳が並ぶ特別席のセッティングとなりました。
少々、お狭いです。
主人公のお嬢様は、例のひな祭りのお衣装なのですが、これがまた、レース使いで、
ドレスのような袴姿。ゴージャスです。
ほほあん
”まあ、華やかな、洋風なお雛様姿でございますね。初めて拝見するデザインでございます”
若いママさん
”お宮参りもあったので、これ、選んでみました”
ほほあん
”とっても素敵です。豪華でございます”
さて、先ずはお食い初めです。
立派な鯛と、海の物山の物のお料理にお赤飯
でも、一番大切なのは、歯固めの石です。
石にお箸をちょんちょんと付けて、
丈夫な歯が生えてきますように!と願いをこめて
赤ちゃんの歯茎にちょんちょんとします。
はじめてのお箸の堅い感じに、たいていの赤ちゃんが嫌がります。
泣かれる前に、写真を撮りましょうということになりました。
お母方のお祖母様がお抱きになって、パパさんがそばであやしてお嬢様の機嫌をとります。
その間に、皆様のお顔が重ならないように、お顔の位置を決めて頂きます。
困ったことに、お嬢様はパパさんが大好きなご様子で、カメラの方を向いてくれません。
”おじょうさまぁ~”
大きな声で、叫んでみました。
おっ、こっちを向いて下さったじゃありませんか。
パチッ!
じゃなかった、タッチ!
あらっまっ!
抱っこしているお祖母様が、ずっと赤ちゃんのお顔を見ていらっしゃるので、後頭部しか写りません。
”お母様っ!お嬢様のお顔を見ないでカメラの方を向いて下さいませ”
”あら、そうでした、ごめんなさい”
なんとか何枚か撮らせて頂きました。
振り返るようにパパさんを見つめているご様子も、それはそれで可愛いです。
結婚式の時に使って下さい。
お子様とご一緒の全体写真を撮るのは楽しいのですが、いつも苦労します。
と、お隣のお部屋で、しっかり者の元社員のMちゃんが写真を頼まれています。
Mちゃんは、どうしてるのかな?
Mちゃん
”皆様、お子様のタイミングでシャッターを押させて頂きますので、
大人の皆さんは、常にスタンバイお願い致します”
おおお、なかなかに厳しい
でも、的確
なるほどぉ
3部屋のお嬢様方は、こっちのお部屋が泣くと、隣のお部屋も泣き出したりと、なかなかに賑やかです。
ほほあん
”お隣のお嬢様、寝られましたよ”
お嬢様を抱っこされている若いパパさん
”うちも、もう少しで寝そうです”
子どもって、可愛い!というたった一つの武器で、ホント無敵