~塩瀬の椿の帯を大島紬に
暖かくなりますよ~の予報でしたが、朝方は寒かったですね。
でも、バイト帰りの午後の陽は穏やかでした。
もう、2月も終わりますものね。
昨日は、ねじ梅の袋帯を名残りに締めました。
来年のお正月までは出番がなくなります。
そうなんです!3月になると、もう、さくら!さくら!さくら!
桜の着物や帯を身に着けるのは、この時とばかりになります。
今日は、塩瀬の椿の帯を締めたいです。
この帯は母のお下がりです。
塩瀬の帯には織の着物が似合います。
選んだのは大島紬です。
本来、紬は、紬糸で織られた物をいうので、大島紬は紬ではありませんが、その光沢、軽さ、皺にもなり辛いですし、比較的水にも強いです。
皆さんに愛されるのも当然です。私も大好きです。
これは、お茶の先輩のKさんから頂いたものです。
いつかはお嬢様にお譲りになるおつもりだったのだと思います。
Kさんは、私と同じか、少し低いくらいの身長でいらっしゃるのに、すらっと背の高いお嬢様の寸法で、丈が長く仕立ててあります。
お嬢様は、あまり着物を着る機会を持たれないので、だったら私に着て欲しいとおっしゃって下さいました。
椿がモダンな感じで描かれています。
前は、紫よりもグレーが多くでるようにしました。
椿の花は、真ん中に来なくても、右寄りでも左寄りでもかまいません。
この帯の場合、椿の位置によって、紫とグレーの分量も変わります。
帯揚げは、椿の黄色を活かしたかったので、黄色系を。
帯締めも、オレンジと紺と白とで織れているので、黄色い椿にも藍色の着物にも合うと思います。
アイヌの織物です。
北海道のアイヌ村に行った時に、母にお土産で買ったものです。
有名なユーカラ織とは違うようです。