母と私の着物ぐらし

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1月の着物コーデ~27日

   ~松に梅~塩瀬の帯

 

お茶の先輩のKさんからプレゼントして頂いた塩瀬の帯です。

 

お太鼓の部分に

 

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梅の花の輪郭の中に松が描かれてあります。

 

胴には

 

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根付きの松です。

京都では古くから、お正月に根付きの松を飾るそうです。

神様が家に根付くように という意味があるそうです。

お椀の蒔絵などにも見られる柄です。

 

この塩瀬の帯は、お正月にこそ締めたい帯です。

 

塩瀬の帯は、織の着物に相応しい帯です。

 

ポリエステルの紬風の着物に合わせてみました。

帯には申し訳無いようですが、色合いは合うと思います。

 

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この着物には、細い縞模様があるのですが、水色の縞が帯の色に近いのです。

 

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黄色の織柄に合わせて、帯揚げは黄色の縮緬

この鮮やかな黄色の帯揚げは、なかなか出番がありませんが、今日は選んでみました。

帯締めは、着物の端切れで母が作ってくれた丸ぐけです。

淡いクリーム色です。

 

後姿はこんな感じです。

 

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お太鼓の右下の松を出すとなると、メインの梅の位置も自ずと決まってきます。

一般的には、お若い方ほどお太鼓の柄は上の位置に持ってくるものなのですが、この帯の場合は、年齢に関係なくこの位置に締めることになります。