母のお下がりです。
桜だからといって、ピンクではなく、紫を基調にしているところが気に入っています。
<その1> 袋帯と合わせる
小紋に、袋帯を合わせますと、名古屋帯よりも、装いの格が上がります。
とはいえ、この帯は、金糸こそ織り込まれていますが、礼装に向いているとは言えません。
普段使いに重宝な帯です。
表は、オレンジ、クリーム、藤色の縞に、全体に金糸で芝草があります。
帯の裏地は藤色になっています。
その藤色が、紫系の着物に合うよぉ~って、教えてくれている気がするのです。
コーデに迷った時は、着物に使われている色の中から、帯の色を選んだり
八掛の色と合わせることもあります。
帯揚げは、本来の桜の色を意識して、ピンク
帯締めは、水の流れを連想させる着物の柄に合わせて、流水模様の小紋で作った丸ぐけを合わせました。
着物に、少しだけ使われている水色も意識しています。
<その2> 紫系の名古屋帯
前は、水の流れを思わせる柄
お太鼓の柄は、年若いほど上の方へ、年齢を重ねたら下げていくのですが
今回は、帯が長くて処理が面倒でしたので、若作りにしてしまいました。
この花なのですが、実は、藤です。
母の流派の揃いの帯なので、水は川、花は藤を表しています。
ただ、この花、何?って、よく聞かれます。
デザイン化されているので、着物の桜とケンカしないのではないかと思います。
色合いで選びました。
全体的に、紫系でまとめようと思ったので、小物も紫を選びました。
帯揚げは、赤紫
帯締めは、紫、緑、薄茶の丸組です。
長いので、藤結びにしました。