母と私の着物ぐらし

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9月の着物コーデ~単衣の紬

その1 ~ 男物の白大島を仕立て直した物

 

 

母のお店のお客様のAさんからのお下がりです。

 

私を娘の様に可愛がってくれたAさんは、こんな人

 

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母が、男物から女物に仕立て直してくれました。

 

 

博多織の帯を合せました。

 

単衣の着物には、芯の入っていない単衣の帯を合せたいです。

暑いですし。

 

 

小物はグリーンを選びました。

 

帯揚げは、ぼかしになっているので、左右で濃淡の出るように工夫して締めています。

 

ちなみに、この着物ですが、昨年、思い切って自宅で洗ってみました。

 

エマールで

 

ネットに入れて

 

洗濯機で

 

生乾きのうちにアイロンを掛けたら、ちゃんと着られるようになりました。

アイロンかけは、大変でしたけど。

 

絹の紬を洗うことを強くお勧めは致しませんが、

呉服屋さんにお願いすると、けっこうなお金がかかります。

 

私のようにバイトで仕事着に着るとか、普段着でしたら、紬を洗濯機で洗うことも選択肢の一つにしても良いかと思います。

 

 

その2 ~ 母のお気に入りの白大島のお下がり

 

 

母が言うには、本場大島紬では無いそうですが、それでも大島は、大島。

 

軽くてとても着心地が良いです。

 

 

実は、この帯は、母の流派の名古屋帯です。

 

河藤流という新舞踊の流派なので、

水と藤をイメージしたデザインの、着物や、帯などが何種類もある内の一つです。

 

藤は、その房の様子が、実った稲穂をイメージさせるので、豊作を意味する図案なのだそうです。

 

以前から、絽などの薄物に藤の柄を度々見かけることがありました。

花の時期ではないけれど、豪華な印象のデザインを重視!なのかと思っておりました。

 

ところが、稲が順調に実ってくると、首を垂れてくる、そのイメージが藤なのです。

 

正に、夏や秋の初めに相応しい文様だったという訳です。

 

 

小物類は、グリーンを選びました。

 

ちなみに、着物が単衣に変わると、小物だけではなく、襦袢も変わります。

衿も絽から塩瀬に変わります。