母と私の着物ぐらし

着物の決まり事 日々のコーディネート 趣味の茶事 母との暮らし 仲居さんのバイト

仲居さん日記69~小話3つ

その1~ほほあん胸キュンする

 

バイト先の個室は、今は椅子席になっているお部屋も、元々は和室でしたので、靴を脱いで上がって頂くシステムになっています。

 

靴を脱ぐって、ちょっと面倒で、申し訳ないと思うこともあります。

先日、廊下を通っていますとしゃがみ込んでいるお若い男性が!

紐の運動靴を履きづらそうになさっています。

お手洗いに行かれるようです。

 

       

 

ほほあん

”お客様、どうぞこちらのスリッパをお使いください”

 

お客様

”ああ、そうなんだぁ。ありがとうございます。

こういう所、慣れてないもんで

 

きゃわいい~♡

 

私の担当ではなかったのですが、ご両家お顔合わせのお部屋でした。

8名様でしたので、ご両親以外のご家族もご出席です。

 

ご当人かな?

お若いから弟さんかな?

 

この爽やかな青年が新しい家族になるっていいなぁ~

 

 

その2~ほほあん優しさにに救われる

 

個室のほとんどが狭いです。

お客様の後ろを通ると、帯が壁にずずずっーって擦れます。

 

まあ、それはいいとして、お客様にぶつかってお料理を損なってしまうことは何としても避けたい!と思っています。

 

丁寧にお出しして、丁寧に下げたいのですが、大勢様ですとそうも行きません。

あまり時間をかけるとお客様もご不快です。

以前、大きなお皿なので1枚づつお配りしていたら、お叱り(?)を受けました。

 

hohoan.hatenablog.com

 

その後は、大勢様対応のときは、頑張って、持てるだけお盆に載せてお配りしています。

下げる場合は、お盆の上で器を重ねてしまうこともあります。

 

先日、頑張って重ねて、もう無理!と思った時に、お優しい初老の男性が、

”ごちそう様。美味しかったよ。はい、これ、下げて下さい”

        おじいさんのイラスト「笑顔」

 

と、私に器を手渡そうとなさいます。

 

ーーーんんん、困った。でもぉ~何とか頑張れそう。

 

ほほあん

”ありがとうございます。お下げいたします”

 

でも、頑張れなかった私。

 

受け取った時にお盆の中は荷崩れ

慌てた私は、お隣の女性のお客様の背中に肘鉄!

 

ほほあん

”申し訳ありません”

 

肘鉄されたお客様

”大丈夫、だいじょうぶ”

 

ほほあん

”お洋服とかも大丈夫でしたでしょうか”

 

肘鉄されたお客様

”ぜ~んぜん。大丈夫です。私がもっと椅子を引いておけば良かったのよね。ごめんなさいね”

 

実力にそぐわない無理をした私が悪いのです。

 

過信は禁物!

いち早く、出来ることと出来ないことを見極めよ!

 

反省

 

 

その3~ほほあん叱られる

 

全ての事に意味があると思っています。

 

叱られたのは当然で、これがなかったら、今後、もっと大きな失敗をするところだったに違いないのです。

 

見た目と違い、かなりそそっかしい私。

気を付けなくちゃ!と思ってるつもりが、自分に甘いのか、やらかします。

 

バイト先の皆さんは、私のミスを責めるのではなく、いち早くホローして下さる方々ばかりです。

つまりは、私を叱る方がいらっしゃいません。

 

きっと天の神様が、これじゃいけないと思われたのだと思います。

 

ご予約以外のお客様がご来店の場合、メニューをお持ちして、お料理を決めて頂きます。

この時に、おしぼりも持って行けば良かったのですが、うっかり、、、

 

お料理によって、半月盆のデザインが変わります。

お料理が決まって、お盆をお出しします。

この時でも、まだおしぼりは間に合ったのですが、うっかり、、、

 

そして、とうとう

 

女性のお客様

”おしぼり頂戴!

気が利かないわね!

ぼぉっとしてるんだから!”

 

ストレートに叱られました。

 

これ、まずいです。

せっかくの外食なのに、ご機嫌を損ねてしまいした。

 

男性のお客様

”そういう言い方するなよ”

 

まずい!女性のお客様を私のせいで悪者にしてしまいました。

 

70代くらいのカップルです。

ご夫婦でな無いご様子。

 

その後、お話を漏れ伺いますと、おそらくこの女性のお客様は、配膳のご経験があるようです。

もしかしたら、現役の方かもしれません。

そして、たぶん鰻屋さんにお勤めです。

 

お忙しい中、テキパキとお仕事をこなして、後輩の教育もなさっている方なのでしょう。

 

私を見て

ゆるい!

ちゃんとお仕事しなさい!

そう思われたのでしょう。

 

反省。

 

しかし、反省はしているつもりの私です。

 

頭をよぎるのは

反省だけならサルでも出来る