その1~絣柄の薄物に麻の帯
つくづくと、織の着物が好きな私です。
これも絣柄と言って良いと思います。
でも、これ、実は織り出した柄では無くて、あとから染められたものなのです。
裏を見ない限りわかりません。
私も時々忘れてしまって、裏を確認してしまいます。
良く出来ています。
縦絽のように見えますが、横糸も透けていますし、薄物のくくりで良いと思います。
お茶の先輩のKさんに頂いた、麻の帯を合せました。
網があることによって、魚が勢いよく泳いでいるように見えます。
涼しげであり、大漁を予感させるおめでたい柄にもなっています。
この帯をみて、仲居さんの先輩Uさんが
”メダカぁ~?可愛いね!”
何でもいいです。可愛いを頂けて嬉しいです!
帯揚げは、ソフトに淡い水色
帯締めは、全体を〆るために濃いブルーを選びました。
その2~遠目には夏大島?に暗いグリーンの帯
この着物の柄も織り出したようになっていますが染めた物です。
とても細い糸で織られた生地で、涼しく着ることができます。
遠目には、夏大島?って見えるかも知れません。
期待し過ぎでしょうか。
軽くて、葡萄の柄も気に入っているのですが、仕立て上がりの、しかもミシン仕立てのものなので、糸がつれた感じになってしまっています。
あまりにひどい部分は、母が縫い直してくれました。
日本で仕立てたものではなさそうです。
帯は、黒に見えますが、グリーンです。
しかも一色ではなく、濃淡の難色かのグリーンが使われています。
ご近所のお庭で、葡萄の実を見かけるようになりましたが、まだまだ真っ青です。
なので、帯、小物はグリーンを選びました。
8月に入ってこの着物を着る場合は、どこかに紫を使って、近く色づいて行くことを感じて頂くのも良いかなぁ~と考えています。