9月の着物は、薄物から単衣に変わったというのが大きなポイントです。
でも、その約束事が決まった頃よりも、今は随分とお暑いです。
なので、月半ばまでは絽などの薄物をお召になる方、衣替えを忠実に月初めから単衣になさる方、様々です。
私は、第一週は、絽こそ避けますが、薄物を着ることが多く、徐々に気候の様子を見ながら選んでいきます。
そして、10日過ぎには、単衣へと変えていくというのが例年です。
~8日
先週も着た着物です。
いわゆる薄物と呼ばれるもので、本来であれば7月8月に着る着物です。
が、絽のように、絽目がありませんし、透け感も微妙なので、単衣の時期に入って尚、まだまだ暑い日にはこれを選んでしまいます。
帯は、伝統的な織り方ではありませんが、博多織です。
芯が入っていなくてもシャキっと締められて、単衣の時期には重宝です。
(今日の帯の前姿の写真は失敗しました)
帯で印象が変わるとのコメントを頂いて、コーデの励みにしております
ちなみに先日は赤い帯を合せました。
帯は変えても、小物は同じものを選んだようです。
他にも小物類はあるというのに、、、
~9日
単衣の織の着物です。
絹ではありますが、高価なものではありません。
その分、生地が薄く、涼しいです。
特に、私のように夏の間はポリエステルを愛用している者にとっては、ひと際涼しく感じられます。
絹の、不思議で、素晴らしい特徴として、夏は涼しく、冬は暖かいのです。
帯もカジュアルな織の帯を合せました。
この帯を選んだ理由として、着物のオレンジを活かしたかったというのもありますが、織の着物は普段着なので、帯の格もそれに合せました。
小物はグリーン系を選びました。
~10日
白大島です。
紬は単衣にしても、シャキっとしていて着心地が良いです。
博多帯を合せました。
伝統柄を少しだけ変化させたもので、これでしたら、博多織と気付いて頂けそうです。
小物類は、昨日と同じグリーン系を選びました。
~11日
今日はバイト先が忙しそうでしたので、洗える着物にしました。
単衣で白地、柄は茶色で描かれてあり菊が目立つ。
私はこの着物を9月に着るのを楽しみにしています。
これは母が、単衣に仕立ててくれたものですが、でも、もしも、袷に仕立てたら、松竹梅の他、七宝や、亀甲などとともに描かれた菊も、季節の花ではなく、長寿を象徴する吉祥文として、お正月は勿論、いつでもお召し頂ける着物になると思います。
同じ反物でも、単衣に仕立てるのと、袷に仕立てるのとでは感じが変わります。
松葉仕立ての名古屋帯を合せました。
赤と茶も、意外に合う!ということを韓国の宮廷ドラマのチマチョゴリの色合わせで知って以来、真似をしています。
菊の中心部などに使われている紫色を活かしたく、帯締めは紫、グリーン、薄茶の組み紐を選びました。
帯揚げは紫と迷いましたが、グリーンにしてみました。