母と私の着物ぐらし

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6月の着物コーデ~3パターン

いつも、バイト用のいわば、仕事着ばかりをご紹介しております。

母の目が悪くなって、二人で着物で出かける機会が無くなったのと、コロナ禍で、お茶関係の外出も無いからなのですが、余りに淋しいので、

 

着てみました!

 

1 単衣の訪問着

 

 

一瞬、白大島のように見えるのですが、染の着物です。

 

正面の写真は失敗しましたが、裾模様になっているのが後姿でも解かって頂けると思います。

 

まるで点描画のようです。

 

 

 

この着物は、柄も色も、派手さを抑えて作られてあります。

訪問着の特徴である、肩から袖にかけての柄がありませんが、訪問着という認識で良い様に思います。

 

帯揚げも、訪問着の格に合わせて、絞り柄のものを選びました。

帯締めは、透け感のある夏用の組み紐です。

 

帯は、絽つづれです。

つづれ帯は、格の高い帯です。

お茶の先輩のOさんに頂いたものです。

 

 

レースのような織が施されていて、格調の高い帯です。

 

このコーデでお茶会に出席したいです。

 

 

2 単衣の白大島の訪問着

 

大島の着心地は、軽くて、シャキっとしていて素晴らしいです。

でも、あくまでもおしゃれ着であり、礼装や正装にはなりません。

 

この大島の格を上げるために、織った後に染を施したのがこの着物です。

 

 

 


母は、この着物がお気に入りで、大切に着ておりました。

究極のおしゃれ着という感じが致します。

お食事会や、歌舞伎鑑賞などに着て行きたい着物です。

 

訪問着の柄行になっているからとはいえ、私はこれでお茶会には行きません。

 

お茶会には必ずお相手の存在があります。

大先輩にもお目にかかります。

皆さんの常識に適うものを身に着けたいと思います。

 

 

 

帯は、1の訪問着のときと同じ絽つづれを締めました。

 

小物類はグリーン系を合せました。

 

 

3 単衣の江戸小紋 

 

 

江戸小紋は、色無地と同じ格となります。

絽の袋帯と合わせますと、正装になります。

 

お茶用に作った着物です。

 

 

この絽の袋帯は、こうして6月の単衣の着物の他、7月、8月の薄物に合せる帯です。

そのすべての時期に対応出来るように、柄は菖蒲と萩になっています。

 

 

6月なので、前面に菖蒲を持ってきましたが、少しずらせば、萩が目立つように締めることも出来ます。

 

小物類は涼しさを出したかったので水色にしました。