~お昼に13、000円の特別会席のご接待
先日、平日のお昼にご接待でお使いになるということで、お部屋をご予約頂きました。
6名様用のお部屋を悠々とお二人でご利用なさいます。
いいですね。配膳もゆとりがあって楽に出来ます。
お料理は、板長お勧めコース13、000円
バイト先では最高額です。
どんなお料理かと言いますと
こちら、その日のお品書きです
接待側のお客様が、ご予約の30分前にはお部屋に入られました。
大切なお客様だということがわかります。
お昼のビジネスランチですと、午後のご予定のことも気になります。
確認させて頂きましょう。
”特別料理のコースですので、お召し上がり頂きますのに多少お時間を頂戴いたしますが、何時までにお帰りになりたいとかございますでしょうか”
”え?ああ、そうだね。お客様がいらしたら聞いてみるよ”
ここで、ピン!
このお客様は、特に午後のご予定は無い!
というか、お酒を飲むことを前提に、午後のお仕事は入れなかった!
お客様は定刻少し過ぎにお出でになりました。
”お飲み物はいかがなさいますか”
リストをお出し致しました。
”いやぁ、お茶でいいですよ”
”まあ、そうおっしゃらずに、いいじゃないですか。何かお飲みください。
生ビールとか如何ですか”
”実は、私、下戸でして、飲みたくないんです”
”・・・・・”
”気になさらずに、どうぞ飲んで下さい” と、お客様。
でも、さすがにお客様がお茶で、接待側が飲むわけにはいきませんよね。
そのときの、接待側様の落胆ぶりは大きかったようで、お顔に出ていらっしゃいました。
私もその残念なお気持ち、よ~く解かります。
飲まれない方は召し上がりのスピードはお早いので、あまり気を使わずにお持ちできます。
私の仕事はとても楽なものになりました。
でも、店的にはまさかのぉ~お茶って感じですね。
その日は、ホールの方も大勢様のご予約がありました。
社員さんのお若いTさん(女性)が、ホールの方を見て下さいました。
パンツ姿に長いエプロンをして、カッコイイんです。
お部屋が楽な分、ホールもお手伝いできるので良かったです。
バイト先では、ご両家お顔合わせや、お宮参りのお客様が多いのですが、同じくらい多いのが、法事後のお食事で使って下さるお客様です。
コロナ禍でめっきり減っています。
Tさんは、今、新たな試みとして、お近くのお寺さんを回って営業をしています。
先日、その帰りに<言問団子>に立ち寄って、言問最中を買って来て下さいました。
<言問団子>というのは、江戸時代から続く、老舗のお菓子屋さんの店名であり、お菓子の名前でもあります。
在原業平の和歌
名にしおわば いざ言問いはん 都鳥 我が思う人は ありやなしやと
に因んでの名前です。
扱うお菓子は、言問団子と言問最中の2種類だけなのだそうです。
最中は都鳥のかわいい形になっています。
仕事終わりに一緒に食べたかったのですが、社員さんは忙しいご様子でしたので、私は黒餡の方を頂いて帰ってきました。
餡子たっぷりですね。
母と半分こして頂きました。
こし餡ということですが、小豆!という感じで、ねっとりと甘くて、美味しく頂きました。
ごちそう様ぁ~