学校やデパートの制服ですと、6月1日から、はい!今日から夏服です!って変わりますね。
でも、着物の場合は、そうはならないのが一般的です。
着物は、季節を少し先取りして装うのがおしゃれとされています。
なので、5月も20日を過ぎれば、6月の衣更えを待たずに単衣を着始める方が多いのです。
近頃の様に、気球温暖化ですと、もっと早めに単衣を着ても良いのではないでしょうか。
せっかく好きで着ている着物が、我慢大会のようでは悲しいですからね。
<5月に単衣を着る場合>
裏の付いている冬用の帯はやめて、単衣の名古屋帯を合せました。
縞の様に見える織です。絽ではありません。
その年に、初めて着る単衣の着物に絽の帯を合せることは、滅多にしません。
小物類も、夏物ではなく、普通に縮緬と、組み紐を使いました。
<6月初めの暑い日に単衣を着る場合>
単衣の着物には、博多帯などの単衣の帯でも良いのですが、急に汗ばむほどの陽気になった場合には、絽の帯を合せると、涼しさを演出することが出来ます。
縦絽の名古屋帯です。
小物類も夏物を合せました。
帯揚げは絽。
帯締めも、透いた組み方になっています。
着物のコートは基本的には、夏でも着るものです。
とはいえ、真夏は暑いので、私などは帯付きで出歩いてしまいますが、外の埃を先様に持ち込まないために、きちんとコートをお召になる方も多いです。
夏の道中着として、レースがあります。