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6月の着物コーデ~23日~24日

   ~絽の着物に帯2種

 

6月は単衣の時期です。

着物は季節を少しだけ早く取り入れるのが、おしゃれと言われますが、その日の天候にもよります。

月末であれば、絽をお召の方が多いと思いますが、梅雨寒のような日は単衣の着物が良い様に感じます。

 

夏の着物では、絽に紗が代表的ですが、そこにも違いがあります。

着物の格で言うと、絽は染の着物で格が高く、紗は織の着物で格が下がります。

以前、大島紬のことを触れさせて頂きましたが、紗は大島紬と同じくおしゃれ着に過ぎません。

 

着る時期も少し違いがあります。

絽は薄物の時期である7月8月の間、更には、6月の末ころからお召し頂けます。

紗は、盛夏のものとされています。

盛夏は、7月中頃から8月中頃を指します。

 

これが、いわゆる決まり事と言いますか、諸先輩方がなさってきたやり方です。

でも、ここ何年かの猛暑など、以前とは気候が変わっています。

自由度があっても良いと思います。

 

今回の私の着物はポリエステルの縦絽です。

 

生地はこんな感じ。

 

 

~23日

 

 

柄の大きな小紋で、色は渋めなものが好みです。

 

 

帯は麻の名古屋帯です。麻は夏の素材です。

 

 

描かれているのは、鮎!でしょう。

清流に鮎ですね。

 

 

着物の笹を意識して、小物は淡いグリーンを合せました。

帯揚げは絽。

帯締めも夏用の物です。薄茶も織り込まれています。

 

 

~24日

 

 

帯を羅(ら)の名古屋帯を合せました。

透け透けで、いかにも夏の帯という感じです。

 

 

露芝が織り込まれてあります。

 

 

小物は、オレンジを選びました。

帯揚げは絽。帯締めも夏用のものです。

この、帯締めですが、片側だけに水色が使われていて、使い勝手が良いです。

この水色があることで、ブルー系の着物にも寄りそってくれます。