~25日
~撫子の絽の小紋
淡い色でまとめられています。
撫子は優しいイメージですね。なにせ大和撫子ですもん。
さすがに絽は、胸の辺り、襦袢の衿が透けていますね。
夏は、この透け感が涼しさの一つの演出になっています。
透けている部分は、平織りの間にもじり織(からみ織ともいう)という技法を挟んで、糸と糸の間を空けるということがなされています。
何段おきにもじり織を入れるかで、透ける部分が多くなったり少なくなったりします。
3本絽、5本絽などと呼びます。
不定期に絽目が入る物もあります。
この着物の生地は、平織りの部分が広いタイプです。
なので、透け感が抑えめです。
6月中に絽を着る場合や、7月初めに着るのが相応しい着物となります。
又は、8月の末の、もうすぐ単衣に変わる直前です。
下の写真の生地の方が、平織りの部分が狭くなっているのがお分かりいただけますでしょうか?
これは3本絽と思われますが、絽と言ったら、これくらいの透け感の物が一般的だと思います。
着物も帯もポリエステルです。
帯は紗のつもり(?)の名古屋帯です。
平仕立てになっています。
つまりは、手の方も半分に縫い合わされておりません。
着物の淡いトーンを尊重し、帯や小物も淡い色合いで揃えました。
~26日
~織の柄を染めたの絽の着物に羅の帯
遠目には紗と思われる方もいらっしゃると思います。
絣の柄が染められています。
黒と緑ですと、鬼滅カラーですね。
帯は、先日も締めた、露芝の羅の名古屋帯です。
小物をオレンジで合せようと思ったのですが、着物の黒とグリーンが主張するので、帯締めは、グリーンで統一感と、白い帯のぼやっとした印象を引き締める効果を期待しました。
帯揚げは絽。
帯締めも夏用のものです。