~4日
朝方などは涼しいと感じられるほっとする日となりました。
雨の予報でしたが、降る前に帰宅が出来てラッキーでした。
ポリエステルの紗です。
以前、仲居さんのお仲間で、これと全く同じデザインの着物を着ていらした方がいました。
お母様からお譲り頂いたものだそうで、彼女のは絹でした。
同じように見えても、肌触りや質感が全然違います。
彼女は着心地も涼しいと言っていましたが、私のこのポリエステルの紗は、とっても暑いのです。
伝統的なもじり織です。
これだけ、布目が空いているのですが、途中に平織りが入り、空きの少ない絽(ポリエステル)よりも暑く感じます。
私の考えですが、捩じて織っているところに空気の層が出来るのではないでしょうか。
空気に保温効果があるのは、ダウンで実証済みです。
そして、最近、こうした伝統的な織り方の化繊の紗を見かけなくなり、模紗とか疑紗とか呼ばれる単に平織りの目の粗い着物が目に付くのは、この暑いという大きな欠点の為ではないかと思うのです。
それでもこの着物を手放せないのは、雨に濡れても、濡れたことが目立たないというか、全く分からないことと、やはり、伝統的なデザインです。
紗は、布目が空き過ぎて、上手く染まらなかったため、柄を入れたい場合は、地紋に織り出す方法が取られました。(紋紗)
後に、綺麗な染めを施すために、間に平織りを挟んだ絽が生まれました。
これは、菱が花びらのようになっているので、花菱と呼ばれる文様です。
単なる菱が、このように4つ並んでいる場合は、武田信玄の家紋である武田菱です。
透けて、涼しそうに見えるのも救いです。
ブルーと白はすっきりと見えますね。
この帯のデザインは好きなんですよねぇ~。締めづらいけど、、、
小物は迷わず、水色を選びました。
着物のブルーと合うのはもちろんですが、帯の臙脂色(?)との相性も良いと思います。
帯揚げは絽。
帯締めは夏用の組み紐です。
~5日
涼しいので、ポリエステルの絽の着物を選びました。
先日、シミが写真に写りこんでしまって、酷く驚きました。
油シミのようでしたので、その部分に台所用石鹼を付けて歯ブラシで洗ってみました。
その結果
落ち切ってはいません。目立たなくはなりましたけど、、、
先日がこれです。
洗えると思って油断しておりました。
これは去年の染みです。早くに手当すれば良かったです。
化繊だからと、何も考えずに洗ったら、少し縮みました。
夏の化繊の着物は、1回ごとに洗ってしまいます。
洗濯機で、他の洗濯物と一緒に洗っても問題ありません。
ですが、帯は、汚れが我慢できなくなってからの方が良いと思います。
縮まなくても、糊が取れると言いますか、シャッキリ感が薄れる恐れもあります。
小物は、淡いグリーンを合せました。
この紫の着物にはグリーン系も合いそうだなと、以前から思っていました。
先日のグリーンの帯
これはどうかと母にきいたところ(つまりは、私も迷っていました)
”その組み合わせは、お母さんは好きじゃない。品がない”
と、バッサリ。
なるほど、品が無いのはいけませんね。