母と私の着物ぐらし

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母の耳

母の耳がだいぶ遠くなったようです。

 

お気に入りで、機嫌よく見ている<おちょやん>の中で、先週は、おちょやんのなぞ解きが披露されました。

 

大女優とかけて、御利益のある神社と解く(だったかな?)

その心は

どちらもエンギがいい  というものです。

 

これが母には聞き取れず、”何だって?”

と聞くので、

 

”女優さんの演技と、神社の縁起とかけてるのよ” 

 

”・・・”

 

”この女優さんの演技!素晴らしいわ!の演技と、こいつぁ春から縁起がいいわえの縁起をかけてるの”

 

”面白くないね”

 

ドラマの中でも店長しか笑えないという設定になっていました。

説明すればするほど面白さからは遠のく感じがします。

 

 

聞き間違いも多くなりました。

今日の昼ごはんの時に、仲居さん風に ”お下げ(おさげ)します” と言ったのですが

なぜか母は ”今から?”

 

”食べ終わったでしょ”

 

”うん。でも、今から宴(うたげ)って早いんじゃない?”

 

毎日、二人で晩酌は欠かしませんが、この昼から宴の誘いに聞こえるとは、、、

自分の好みの方へ引っ張られています。

だいたい、宴って、普段使いの単語じゃないですよね。

 

このブログを母と私の安否確認として下さっている方々に申し上げます。

母は元気です。

 

今晩は、群馬の地酒でも飲むことにしましょう。

暮れに叔父が送ってくれたお酒2本の内、馴染みのある<誉国光>を元旦に頂いたのですが、もう一本の小洒落た(といっても一升瓶ですが)ラベルのこのお酒がとても美味しいです。

 

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味が濃いと言いますか、とても味わい深いです。

群馬県川場村の土田酒造株式会社の製品です。