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仲居さん日記17~コロナ禍でのお客様の不安

ご予約下ったのは、50代後半、いわゆるアラ還とお見受けするご婦人で、まず、その方がいらして、後から80代後半~90代?のご両親様と、伯母様がお見えになりました。

 

先にいらしたお客様は、ご予約のお部屋をチェックなさいます。

今、ご高齢の方とのお食事には気を使われるのは当然です。

ビルのシステムとして、換気の設備がございますが、21階のお部屋の窓を、お客様がいらっしゃる時に開けることは基本的にはございません。

換気が気になるご様子で、窓を開けてほしいとのお望みです。

 

私は、こういう時に、少しだけ開けることを選択してしまいます。

ところが、めったに開けない特殊な作り(?)の窓を、私は自力で開けられず、他の方に頼る始末。

 

私のダメなところのひとつです。

先日も、お客様のバースデイケーキの蝋燭に火を点けようとしたのですが、チャッカマンが上手く扱えず、”あれ?おかしい?点かない” と慌てていましたら、お客様に ”ロックがかかっているのじゃないかしら” と教えて頂く始末です。

反省。

            反省・後悔のイラスト(女性)

 

で、社員の女の子に、開けてもらえないかと聞いたところ、”さっき、私は開けられないと言ったんですよね” と。

 

危険!であるからの理由で普段は開けないことになっていること。

21階を吹く師走の風(しかも川風)は、かなり厳しく寒いこと。

その風は通路までも冷やし、奥のお部屋のお客様の出入りも寒くなってしまうこと。

 

彼女が正しい気がします。

 

彼女は ”開かない” と言ってしまった手前、別の社員の方が開けて下さいましたが、

私の中に ”開けられません” と言った方が良かったかな?というモヤモヤが残りました。

 

モヤモヤの安易な解決方法として、”寒かったら、おっしゃって下さいませ。閉めますので” と申し上げて、閉めるようにおっしゃって下さることを祈りました。

 

そのお客様は、電池式の扇風機をご持参になり、回していらっしゃいます。

換気が行き届いて、お部屋は、かなり寒いのですが、閉めてとはおっしゃいません。

 

暖房を強くして欲しいとおっしゃっるので H にはしたのですが、この完璧な換気では頼り無いです。

 

”お母様方にひざ掛けをお持ちしましょうか?”

 

”4枚お願いします”

 

ーーーそうよね。ご自身だって寒いわね。お父様もご高齢ですものね。

 

”3枚はあるかと思いますが、余り枚数がございませんで、、、” と下がってきましたが、ロッカーには、誰かが、気を利かして買い足してくれていて、4枚ありました。

 

残らず全部お持ちして、ほっとした後、気付きました。

もう、他のお客様が寒いをおっしゃっても、お出しできないことに。

 

早いもの勝ちのようになってしまいました。

ご高齢のお客様が寒いとおっしゃったらどうしよう。

モヤモヤしました。

 

どうぞ、寒いと感じるお客様の無いように、神様!お願いします。

 

もぉ~~~~~、私の接客って神頼みばかりです。

 

幸い、他のお部屋は、ご家族様でしたので、お部屋は閉めてOKでしたので、暖房の効きも良かったようで、寒いとおっしゃるお客様は他にはいらっしゃいませんでした。

 

 

コロナなどという変なものが、はびこってしまいました。

色々な不安の中、ご来店下さるお客様は本当にありがたいです。

あの店なら大丈夫だと信用してのご来店だと思います。

ご要望は出来るだけお伺いしたいです。

 

でも、色々迷います。モヤモヤします。

 

バイトの先輩がおっしゃっていました。

接客に正解はないのよ

 

せめて、誠実に悩みながら接客をしたいです。

そして

 

最後は

 

はやり、神頼み

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