後座は、お軸を外して、花に変わります。
若水 を汲むイメージで、釣瓶 を花入れに使いました。
椿は1輪で良かったですね。
ここを、決断できない私。
ネコヤナギのように見えるのは、白木蓮の蕾です。
会記
令和六年 二月三日 初釜
寄付 令和六年元旦 伊興七福神めぐり色紙
本席床 無事是吉祥 大徳寺 黄梅院 小林太玄和尚
神楽鈴
風炉先 松
釜 撫肩 花丸
炉縁 熨斗 輪島塗 忠雲
鐶 宝珠 釜師 畠 春斎
棚 寿棚 淡々斎好み
香合 染付 干支 龍
水指 花鳥暦手 京焼 寺尾 陶象
茶入 黒棗 輪島塗 忠雲 大津袋
濃茶茶碗 嶋台 黒楽 赤楽 萩
薄茶器 青磁 雲鶴 茄子
薄茶茶碗 一 梅 京焼 香菊窯 二 富士山 染付 山田
五 紅粉引 双鶴
蓋置 突く羽
建水 唐金
今回、どうしても使いたかったのは、干支の龍の香合 と
雲鶴茄子の薄器 です。
干支の物は、その年で無いとなかなか出番がありませんし、
薄器は、鶴がおめでたいのと、茄子の形が初夢を連想するので、
初釜に使いたいお道具です。
薄器が焼き物になったので、棗を濃茶に使いました。
蓋置きの 突く羽 に合わせて、
主菓子を羽子板の銘々皿でお出ししたところ、お客様が可愛い!と喜んで下さって、
正に、狙い通りで嬉しかったです。
京菓匠 七條甘春堂さんの 寒ぼたん です。
中は、、、
あ~ん(餡だけにね)、綺麗に切れませんでした。
予約に伺った時に、この可愛らしさに惹かれました。
実は、受け取りに行く日には、別のお菓子に変わっているとのことでしたが、
お願いして作って頂きました。
ありがたいことです。
お客様には、同じお菓子を2個づつ、お持ち帰りして頂きます。
濃茶は、一碗づつ練りました。
(Y氏提供の写真)
薄茶になると、たばこ盆も出ます。
(Y氏提供の写真)
末客の方の白いソックスが目立ってますでしょ。
着物ですと、寄付(待合)で、足袋を履き替えます。
お洋服の方は、白いソックスに履き替えます。
強くお願いした訳ではないのですが、
ホントはね、、、、と、私がさらっと言ったことを実行して下さって嬉しいです。
(Y氏提供の写真)
ちょうど、節分の日に当たったので、豆菓子をご用意しました。
金沢萬久 さんのご製です。
可愛らしい紙の器に入れて下さったので、そのまま使いました。
薄茶
↑ お点前が全て終わった姿です。
天板には、薄器と、柄杓と、蓋置きを飾り残しました。
茶事のご報告は以上です。
長々とお付き合い下さりありがとうございました。