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歩々庵だより2~2024年2月の茶事その4

3日(土)お天気にも恵まれ、自宅での茶事を楽しみました。

今日の雪景色を見ますと、本当にラッキーだったと思います。

 

お客様も、お帰りには、またね!とおっしゃって下さったので、ほっとしております。

 

いつもはサボりがちなお料理ですが、茶事の時だけは頑張って作ります。

お料理に気持ちが行きすぎて、肝心のお点前がいつも残念です。

 

まあ、茶事のお客様は、元々は母の店のお客様なので、

とびきりの暖かい目で見て下さるので、救われています。

 

2月に入りましたが、初釜 ということで行いました。

 

寄付

 

と、言っても、普段は食事をしたり、テレビを見たりしているお部屋です。

狭い中でも、工夫をして、何とかやっております。

寄付の床代わりに、サイドボードの上を使います。

 

元旦の日に、母と七福神巡りをして、茶事においで下さるお客様の

今年一年のご健康をお祈りして参りました。

 

その証拠の色紙を寄付には飾らせて頂きました。

 

 

本席のお軸と、茶杓の箱の蓋も飾りました。

寄付の床を見ると、今日の茶事のテーマが解ります。

 

お客様が揃われると、寄付では白湯が出されます。

 

白湯と言っても、お香煎や桜湯などが出されることが多いと思います

歩々庵では、前回から黒豆茶をお出ししております。

 

普通は、お正客をお招きするに当たり、その方とお話の合う方をお誘いするのですが

歩々庵では、花月の時に使う折据(おりすえ)を回して席順を決めます。

くじ引きみたいなものです。

 

 

初座

 

 

 

 

お客様は、席入りをなさると、

先ずは、床前に座り、お軸に、というよりも書かれた方に一礼して、拝見します。

 

無事是吉祥

 

太玄和尚の力強いお手には、いつも元気を頂けます。

 

震災で辛い日々をお過ごしの方々にも、元気が届きますように!

 

何事も無く、過ごせている私は、そのことに感謝し、少しでもお力になれるべく

元気を出して頑張ります。

 

 

今回は、神楽鈴を飾らせて頂きました。

これは、母が実際に三番叟を踊った時に使ったものです。

 

床の後は、炉と、棚を拝見します。

 

皆様が拝見が済んで、お席が定まったのを見計らって、ご挨拶いたします。

 

その後、炭手前 → 懐石

と、続きますが、今日はここまでで失礼致します。