母と私の着物ぐらし

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歩々庵だより2~2024年2月の茶事その3

母が踊りの先生を引退してから、本当に人様がお出でにならない家になりました。

 

コロナ以来、母が人との接触を望まないこともありますが

祖母が、よく

人の来ない家はダメ!と、言っていたのを思い出します。

 

そんな中の、お茶事

 

まっ、いっか、どうせ誰も来ないし、、、

と、見て見ぬふりをしていた場所も気になり、、、

 

お茶事のおかげで、家がだいぶ綺麗になった気がします 😊

 

 

懐石のごはん

 

お茶事では、炊きたてのまだ蒸らしが足りていない、少し、水っぽい?ような状態のご飯から、徐々に時間を経て、最後はお焦げまでを召し上がって頂くことになっています。

 

お焦げを作るために、土鍋でご飯を炊く方もいらっしゃいます。

 

私の場合は、常に電気炊飯器のお世話になっているので

こはちょっと、、、

 

で、

お焦げの代用品を作る訳です

 

お米を洗って、ザルにあけておきます

 

乾いてきたら(完全で無くて大丈夫)

フライパンで煎ります。

 

 

まんべんなく火が通るように、フライパンを振りながら

 

 

色が付いてきます

 

玄米茶の中に入っているお米!あれを目差し、ひたすらフライパンを振ります。

 

 

こんなもんかな?

 

懐石の〆で、これと塩少々にお湯を入れて持ち出し、お茶漬けにして召し上がって頂きます(香の物もあります)

 

このお湯、香ばしくて美味しいです。

 

お客様は、召し上がりがてら、飯椀や汁椀を綺麗にすると言うわけです。

 

 

前日の今日は、煮物をしたり、

午後には、予約したお菓子を取りに行きます。

 

当日で無ければ出来ないことも多く、

でも、なるべく当日バタバタしないように、

 

母の厳しいチェックも、本番前はありがたいです。

 

 

着物も出しました。

 

お茶先輩のOさんが

”私には派手になってしまったわ”

と、おっしゃって、反物で下さった色無地です。

 

母が仕立ててくれました。

 

お客様に

”皆さんのために、今日、着物を下ろしました!”

っていうのもいいかなぁ~と思って、下ろします。

 

 

まだ、しつけが付いています。

 

波のような地紋がくっきり見える色無地一つ紋です。

色はローズですね。

 

私だって、早く着なくちゃって感じですよね。

 

紋は、O家のものです。

家紋一覧で見ると、織田木瓜(おだもっこう)のようです。

 

 

楽しく準備中です。

 

明日は、頑張ります!!!