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歩々庵だより~2023年4月の茶事その5

私なりに頑張って、懐石をご用意いたします。

 

懐石メニュー

 

味噌汁  よもぎ麩 しめじ 辛子

 

生麩って、普段はあまり使わないのですが、お茶事ですと選んでしまいます。

使い勝手も良いですし。

 

お味噌は、京都の白みそに秋田のみそを少し混ぜました。

真冬は白みそで、段々に赤みそを混ぜていくのですが、頃合いが難しいです。

これまでは、炉は白みそ。風炉は赤だしを使っておりましたが、今回は混ぜてみました。

 

 

向付  いつも鯛の昆布締めです。

      前あしらいは紫蘇の葉

      加減醤油をかけてあります

 

 

煮物椀  海老真蒸  ひらたけ すだち

        

写真がありません。

懐石は、お出しするのが一生懸命で、なかなか写真を撮る余裕がないです。

 

焼物 

金目鯛の西京漬け

 

預け鉢  揚げ湯葉 さや しいたけ こんにゃく

 

こんにゃくは、叔父が送ってくれたこんにゃく芋から私が作ったものです。

 

強肴  蕗味噌 独活のきんぴら

 

蕗味噌は、叔母が送ってくれたものを煮て、冷凍しておいたものです。

 

いつもは、大皿に盛って、お客様にお取り分けして頂くのですが、今回はじめて、二段重を使ってみました。

 

 

お席中はこんな感じです。

 

 

八寸 蛍烏賊の煮たもの タラの芽の煮浸し コゴメの胡麻和え

 

下見の時はあったタラの芽が、お茶事の前日には、いつものお店になくて、仕方なくコゴミを買ったのですが、もう一軒回ってみたら手に入れることが出来ました。

 

なので、今回は、八寸は三種となりました。

 

 

 

 

これは、お相伴用の写真で、お席では八寸に盛って、私がお取り分け致しました。

今回は、千鳥の杯はやめておきました。

これは、残念でしたね。

 

香の物  沢庵 ひょうたんのしば漬け 野沢菜漬け

 

香の物もそれぞれにお出し致しました。

 

 

ひょうたんの写真が可愛くて買ってしまいました。

思ったよりも大きかったので半分 1/4にカットしてあります。

 

沢庵は、皮を剥くということになっていますが、沢庵の皮って美味しいですよね。

お客様の歯がまだ大丈夫そうですので、あえて皮は剥きませんでした。

 

主菓子  七條甘春堂 花くれない

 

 

予約に行った時は、淡いピンク一色のきんとんだったのですが、濃いピンクと緑の2色のものが好みでしたので、京都に確認して頂いて、ご用意頂きました。

 

ここのお菓子は毎日京都から届くそうです。

 

干菓子  七條甘春堂 桜さくら 琥珀

 

 

長々と、ご報告させて頂きました。

お付き合い下さりありがとうございます。

 

今回、コロナ禍で、これまでとは違うことも多くありました。

考えて、迷って、いえ、これからも迷うことでしょう。

でも、久々のお茶事はとても楽しかったです。

 

又の機会が楽しみです。