~24日
結城紬です。
大島紬の方が圧倒的に生産量が多いそうですが、厳密にいえば、今の大島紬は紬糸を使っていないので、紬ではありません。
結城は、紬糸で織られているので、表面がざらっとしていて、生地も厚く暖かいです。
なので、この着物は背抜きで仕立ててもらっています。
大島はシャキッとして、表面はなめらかで、軽い着心地が魅力です。
生地をアップにすると、結城の質感が解かって頂けると思います。
柄は何でしょう?葉のようにも見えるのですが、、、
紬はあくまでも普段着です。
趣味の帯を合せました。
この帯は、紬や小紋などに相応しいもので、付下げなどには合わないとされているものです。
帯締めは、真ん中で、青磁色の無地と、臙脂と白の小紋という別々の生地を繋いだ丸ぐけです。
母のお手製です。
~25日
今日も結城紬です。
縮緬や塩瀬などの、染の帯は、紬に合わせると良いと言われています。
堅い紬に、柔らかい染の帯を合せることを、先輩方は好んでこられました。
紺色と白は、すっきりとした印象になれます。
菊に菖蒲に笹。お太鼓の上の方には松、梅、紅葉も飛んでいます。
季節を選ばずに使える帯です。
小物類はオレンジ系を合せました。
帯締めは辛子色に近い色合いです。