~洗える織の着物に染の名古屋帯2種
<10日>
朝は雨音がしていたのですが、9時に家を出る時は、予報通り雪になっていました。
洗える着物ですと、織柄にプリントされているものもあるのですが、今日の着物は、ポリエステルの糸で織りだされた縞模様です。
織の着物には、染の帯が相応しいと言われています。
違う質の物を合せる方が、お互いが引き立つということもあります。
また、紬などの織の着物は、あくまでも趣味の着物で、礼装にはなりません。
なので、金糸銀糸を使った西陣織や、佐賀錦などは合わないのです。
松はそれとわかるのですが、花は梅か?桜か?というところです。
松との取り合わせと考えると、梅なのですが、花弁をよく見ると桜かもと思ってしまいます。
枝から離れた花の図案なので、単に花ということでいいのかもしれません。
着物の縞柄には、よく見ると、グリーンを基調に、紫や黄色、水色など多くの色が使われています。
帯締めは、グリーンに紫、薄茶という似た色合いの物を選びました。
帯の柄が細かく、地味めなので、帯揚げだけは、反対色ともいえるオレンジを持ってきて老け過ぎないようにしました。
<11日>
今朝方は、積もった雪が解けかけて、足元が心配でした。
着物に、モンペ、長靴を履いて出かけました。
同じ着物ですが、帯と小物を変えました。
縮緬の染の帯です。
四季の花が描かれています。
袷の時期でしたらいつでも締められる帯です。
帯締めは、帯に使われている赤を活かしたかったので、赤と白の丸組を。
帯揚げは、着物の紫の縞から紫を選びました。