先日担当したお部屋は、ご両家お顔合わせ。
1名様が生ものNGです。
そこでピンときました。
おめでたですね。
その日のお客様のお名前や、お食事の目的や、NGの食材やらが書かれたメモを見ると、妊婦さんと書いてあります。
やっぱりね。
板長との打ち合わせも、妊婦さんが生ものNGなので、代わりにお肉にが出ることを確認しました。
ところが、お飲み物を伺いに行くと、妊婦さんであるはずのお嬢様が、
”いいかなぁ。○○くんが運転で飲めないのにぃ”とおっしゃると、
未来の旦那様も、お母様も、”飲んだらいいよ”とおっしゃいます。
ーーーえっ!いいの?そっか、全部ぜんぶ我慢じゃストレスになるわね。
ビールをお持ちして、前菜、お椀と進み、お造り(妊婦さんはお肉)をお持ちしたとき
”お嬢様は、二重のお祝いでございますか?”
”・・・・・”
ーーーん?通じません。
”おめでたでいらっしゃいますか?”
”え?ああ、これ?単に生ものが苦手なんです”
”○○ちゃんの分のお刺身は、いつもパパとママが食べちゃってたのよねぇ”
”そうそう。でも、ちゃんとしたお店だから、言ってみようかなと思ったら、お肉に変えてくれたの”
”大変失礼致しました。ご両家お顔合わせですと、お祝いが重なることも多ございますので、店一同で誤解しておりました。お許し下さいませ。”
裏に入りまして、”妊婦さんじゃなかったよ~” と、慌てているのは、なぜか私ひとりです。
先輩が、指さしながら言うには、”新婦って書いてあるよ”
例のメモを見ますと、確かに新婦。
でも、新婦って、まだ新婦じゃないでしょ。
確かに、何とお呼びしたらよいかと、迷うところですが、私は、”お嬢様”と呼ばせていただいております。
でも、打ち合わせの時に板長も確かに ”妊婦さん” って言ってたし、誤解していたのは私だけではないわ。
ドンマイ!ドンマイ!
しばらくして、少し手が空いたとき、板長が ”お顔合わせでも、新婦さんって呼ぶの?”と。
板長もメモ通り、新婦さんと認識して、打ち合わせのときも新婦さんと呼んでいたのに、思い込みの激しい私は、妊婦さんと聞こえていたのです。
これって怖いことです。
そそっかしい性格は治りません。
これからは人一倍注意をしてお仕事しなければ!と反省はしたのですが。
はぁ~~~~~~~ぁ ため息が出ます。