母と私の着物ぐらし

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10月の着物コーデ~31日

今日は、夕方から雨の予報でした。

こういう時は、降らない内に帰れるかもぉと楽天的に考える私ですが、思ったよりも早く降り始めました。

 

今日はポリエステルの着物です。

縮緬風です。

 

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全体的には渋いグリーンで、所々に色付いた葉が飛んでいます。

白っぽく見えるのは芝だと思うのですが、普通、芝は、なだらかな丘のように描かれます。

こんな感じです。

 

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今日の着物の場合は、凹みのように描かれた物もあります。

もはや、芝ではないのか、風で芝草が乱れているのか、、、

そう見ると、色づいた葉は、枝から離れて、風に舞っています。

 

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刺繍の名古屋帯を合せました。

芯を入れずに、名古屋仕立てになっている帯です。

柔らかく締めやすいのと、菊と撫子の刺繍が可愛いので気に入っています。

地色も茶ですし、秋だけに締める帯となっています。

 

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帯揚げは、着物のグリーンと相性の良いオレンジを選びました。

色付いた葉の色とは、同系色となります。

帯締めは、着物の仕立てで残った生地で母が作ってくれた丸ぐけです。

 

帯締めのルーツは丸ぐけです。

丸ぐけには、本来、綿が詰められています。

母は、中に毛糸を入れて作ってくれます。

 

帯締めは、長尺というものもありますが、ふつうでも150cmくらいは必要となります。

端切れを繋いで作ったので、つなぎ目はビーズをあしらって隠しています。