紬独特の風情を楽しみたいなら、結城紬です。
結城紬は縦糸にも、横糸にも紬糸が使われています。
比較的水にも強く、軽くて暖かいです。
母が仕立ててくれました。
撥襟(ばちえり)になっています。
つまりは
このように、衿が半分に折って縫ってあります。
私には良くわかりませんが、広衿よりも仕立てが少し楽なようです。
衿裏も必要ないですし。
仕立ての途中で、母から
”撥襟でいいかなぁ。結城だし、、、” と言われました。
結城紬は、値段的には御立派なのですが、普段着にすぎません。
あくまでも趣味の着物なのです。
撥襟は、普段着の仕立てです。
着やすい反面、胸の辺りも襟が狭いままなので、太った方は襟幅を広くすると痩せて見えるなどのテクニックを使えません。
織りの着物に、塩瀬の帯を合せるのは定番!です。
母のお下がりの帯です。
この帯も、母が締めている時から大好きでした。
平仕立ての名古屋帯です。
椿の黄色を活かしたいと思いました。
帯揚げを帯締めと同じように濃い黄色にすると、さすがに紺の着物と、グレー&紫の帯の間でキツイ感じになります。
逆に、帯締めを帯揚げのようにクリーム色にしてしまうと、ぼやっとしてしまうので、このようになりました。