バイト先のビルは、地下に駐車場があり、そのままエレベーターで21階のお店までいらして頂けるので、車椅子のお客様もお出で下さいます。
先日、お若い時はさぞやお美しい方だっただろうと思われる品の良いご婦人が、娘さんに車椅子を押してもらい、息子さんとそのお嫁さんと4名様でお来店下さいました。
食は細くおなりでしたが、少しビールも飲まれてお元気そうなご様子を拝見すると、我が母の10年後15年後を思い、嬉しくなってしまいます。
ご年配の方は、ゆっくりとお召し上がりになりますし、残されることもあります。
お下げして良いのか、迷ってしまうのですが、その方は ”済みました。下げて下さい。” とハッキリとおっしゃって下さいます。
失礼ながら、少しも惚けてなどいないのです。
”お綺麗なお母様ですね” と、思わず申し上げましたら、息子さんが ”でも、性格が悪いんですよ” と親子ならではのおっしゃり様で和みました。
”お綺麗な” のところは、何方もすんなり肯定で、美しいお母様が自慢のお子様方だったのだと思います。
余談ですが、うちの母も若い時は綺麗な人でした。
授業参観などに参りますと、”お前のお母さんきれいだなぁ~” とクラスの男の子に言われたものです。