私にとって、これが無いと、着物を着る際に不便だと思うものを紹介します。
<1> 腰ひも用のゴムベルト
腰ひもって、どの程度きつくしたらよいかの程度が、難しくないですか?
ゴム製の腰ひもを使うと、少し緩めでも着くずれすることがありません。
とにかく着心地が楽です。
着物でお食事会に出かけても苦しくなりません。
うっかり裾を踏んでしまって、腰に入れ込むように直さなければならない時も、伸びるので、やりやすいです。
留める部分は2タイプあります。
左のパチッと留めるタイプの方がしっかりとしてお勧めです。
これ、私が使っている古いものです。お恥ずかしい。
ゴムは、長く使用すると伸びてしまうので、母がゴムを替えてくれています。
ゴム以外の部品は何十年も使えています。
メーカーさんが嫌がりますよね。
高いものでも千円もあれば買えるものですが、物の無い時代に生きてきた母はすごいと思います。
右の輪になったゴムに引っ掛けるタイプの方がお安いです。
<2> フェイスタオルに紐を付けたもの (補正用)
憧れの ”くびれ” ですが、着物をきれいに着るためには不要です。
私は、補正のために、タオルに紐を付けて、長襦袢の伊達締めの代わりに使っています。
夏は汗取りにもなり、着物を守ってくれます。
冬は暖かいです。
作り方というほどのものではありませんが、ご紹介します。
タオルを2枚用意します。
多少大きさや厚さが違っても大丈夫です。
大きさが違う場合は、 小さいと思える方を内側にして、バラバラの方が中になるように大きい方で包む感じに2枚を重ねます。
上下だけでなく、真ん中あたりもミシンをかけます。
一番粗い目が良いでしょう。
手縫いの場合でも、雑巾を縫うような粗い縫い方でOKです。
紐を用意します。
70cmに少し余裕を持たせて、72cmで断ち切りました。
長すぎても扱いづらいですが、ご自身の体形に合わせて下さい。私は細い方だと思います。
幅は約9cmの物を2つ折りしました。
晒が有ったので、使いますが、それほどぎゅっと締めるものではないので、特に綿でなくても大丈夫です。
ひっくり返したいので、¬(かぎ)に縫います。
これを2本用意します。
アイロンをかけておくことをお勧めします。
ひっくり返せば紐の出来上がりです。
2枚重ねたタオルの両端を三角に折ります。
三角の先に紐を付けても良いのですが、
しっかりさせるためと、紐の端の始末を兼ねて、今回は下のように紐をつけました。
ミシンでも手縫いでもかまいません。縫えば出来上がりです。
<3> お太鼓の大きさを決めるための紐
これは、腰ひもでは長すぎて扱いづらいのです。
私は、150cmの紐を愛用しています。
帯の下に紐を入れて、帯の下線に合わせて、お太鼓の大きさを決めます。
帯の中央付近を左手で紐ごと持って、少し体から離して、右手で、垂れが調度よい長さになるまで帯を入れ込みます。
この紐を前で結んでしまいます。
紐に添って帯の手の部分を入れていきます。
形か整ったら、帯締めをして、紐を取ります。
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