あんなに暑かったのに、急に寒くなりましたね。
本格的に衣更えをしないといけませんが、急な変化に準備が間に合いません。
と、いうことで先週も単衣を着ました。
擦れてしまった名古屋帯を作り帯にしたのを、先日ご報告致しました。
あの時、ボディに着せていた着物を着てみました。
紫に黄色って、和の色合わせとしては定番です。
助六の衣裳もそうです。彼の黄色の足袋が粋なんですよね。
作り帯と言っても、私が作るのは、胴とお太鼓の部分を分けてあるだけなので、柄の出具合を変えることが出来ます。
前回は、意識しなかったので、
違う色合いの丸い柄が出会ってしまいました。
これでは、ちょっと変!
なので、今日は、円形の柄がぶつからないように調節しました。
小物類は着物の色合いを大切に、紫を選びました。
先週も着た着物ですが、帯を変えてみました。
ちなみに先週は赤い名古屋帯を合せています。
同じ名古屋帯でも、金糸が使われていたり、刺繍があったりすると格が上がります。
帯の刺繍には、菊、萩、撫子、時々紅葉もあります。
この色合いと柄なので、秋用の帯として織られた物だと思います。
小物はグリーンを選びました。
単衣は6月と9月のふた月の出番があると思いきや、色合いや柄を考えると、6月だけにしか着られない着物や、逆に、9月だけに限られる着物があります。
この辛子色などは、9月の終わり(猛暑の昨今は10月の半ば頃まで)に相応しい色合いです。
好きな着物なので、
ああ、これ、着なくちゃ!
次は、袷を着ることになると、来年まで出番が無くなってしまうぅ~
という感じで、季節に追われるように着物を選ぶことは良くあります。
御太鼓を上げ直して、柄を合せました。
その甲斐があったようです。
赤い地色も、色づいた葉も、今からの時期に合う帯だと思います。
大好きなお茶の先輩Oさんから頂いた、大好きな帯です。
このお気に入りの帯を、バイト先の先輩が
”何?これ?焼き芋?” って。
”やだぁ、葉っぱです!” 抵抗するほほあん。
”紅あづまかと思ったよ”
楽しい&頼りになる先輩です。
グリーンがかった水色の小物を合せました。
丸ぐけは、つなぎ目にビーズをあしらってあります。
長いので藤結びにしてあります。
バイト先では、着物のことをうるさく言う人が居ないので、仲居さんでも、こんな感じで大丈夫です。