9月に入りましたが、引き続き薄物を着ています。
薄物ではありますが、あまり透けない物を選んでおります。
紗は、その透け感が魅力の生地なので、9月に入ると着づらいです。
となると、絽が無難です。
絽の中でも、秋を予感できるものを選びました。
その1 ~ 黒地に白、茶の縦絽
モノクロに見えますが、茶色も使われている着物です。
縦絽です。
帯は、絽の名古屋帯。
金で楓が描かれています。
この金色というのがミソです。
6月や7月には、青楓と見て頂けますし、この時期ですと、薄紅葉のように感じて頂けます。
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これだけ金が使われていますと、帯としては格が上がります。
訪問着にも締めることが出来る帯です。
小物は、茶色を選びました。
その2 ~ ベージュ地の絽 (囲炉裏の柄)
合掌造り風の建物や、囲炉裏なども描かれています。
縞は、グリーンと紫がかった茶色とがあります。
小物類は茶系を選びました。
その1と帯揚げの色を微妙に変えています。
黒地の着物には、淡い色の茶色。
ベージュ色の着物には、こげ茶の帯揚げを合せています。
着物の色と、溶け込み過ぎないように少しだけ気を使いました。
その3 ~ 紺地の絽 (萩、紅葉)
桜、梅、萩、楓などが描かれています。
萩と楓だけですと、8月の半ば過ぎからの出番だけになってしまいますが、桜と梅があることで、これらの柄が季節の花というよりも、単なるデザインの印象も持って頂けるので、絽の時期全般に使える着物となります。
縦絽が芝に雨が降り注いでいる様に見える名古屋帯です。
この着物を7月に着る場合は、白っぽい帯を合せた方が良いかと思います。
帯揚げは辛子色
帯締めは着物の紺色に寄せて、染の丸ぐけを選びました。
絽の着物の端切れで、母が作ってくれたものです。
ちなみに
この着物の端切れです。