8月も末ともなりますと、薄物の時期ではありますが、秋の訪れを感じさせる装いをしたいものです。
夏は、初夏、盛夏、晩夏と分かれます。
紗は盛夏の物と言われておりますので、月末には絽を選ぶようにしています。
絽は、7月8月、ずっとお召し頂けるものです。
もっと言えば、6月の20日を過ぎれば、一足早い夏の装いとしてお召し頂いても<おしゃれ>だと思います。
~25日
菊は長寿を象徴する吉祥文ですので、本来であれば、時期を選ばずに来て頂ける柄ではありますが、秋のイメージが強い花だと思います。
桔梗と一緒に描かれれば尚更です。
紫がかった茶の帯を合せてみました。
グレーの着物地には、ピンクや水色などの帯も合うと思いますが、一部、薄茶色で菊が描かれているのを頼りに、この色を選びました。
着物も花柄、帯も花柄、なのが少し気になりましたが、手持ちの物の中で折り合いをつけた結果です。
見えずらいですが、帯揚げは藤色(グレーがかったピンク)
帯締めは淡いピンクを合せました。
~26日
ポリエステルの絽です。
藍色と水色だけの柄ですが、柄見本帳のように色々な柄が見られます。
この着物の端切れで、帯締めを作りました。
7月初旬のコーデの折に、ナツネコさんに<おしゃれ>と言って頂けました!
帯は茶系を選びました。
変則的な縦絽のような織が、芝に雨が降っているように見えます。
季節の変わり目の雨を連想して頂けたらと思います。
なぁ~んて
前姿では、雨が横になっちゃうんですけど、まっいっか!
帯揚げは水色の絽。
帯締めは共布の絽の丸ぐけです。
共のものを合せるのは初めてです。
ダサい!?かな
端切れで作った!ということを紹介したかったので、あえて使ってみました。
28日
ポリエステルの絽の着物です。
ちょっと変わった柄で、もはや作者の気持ちがわかりませんが、全体の印象としては好きな着物です。
着物にグリーンがかった色が使われているのを頼りに、黒にグリーンの糸が織り込まれている帯を合せました。
平仕立ての名古屋帯です。
着物には少しだけ赤も使われています。
その赤を活かしたく、帯締めは赤を選びました。
片側だけに白と赤の濃淡の糸が組まれている夏用の帯締めです。
この少しの白がきつい感じを和らげてくれるように感じます。
帯揚げは海老茶色の絽です。