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8月の着物コーデ~25日~26日~28日

8月も末ともなりますと、薄物の時期ではありますが、秋の訪れを感じさせる装いをしたいものです。

 

夏は、初夏、盛夏、晩夏と分かれます。

紗は盛夏の物と言われておりますので、月末には絽を選ぶようにしています。

絽は、7月8月、ずっとお召し頂けるものです。

もっと言えば、6月の20日を過ぎれば、一足早い夏の装いとしてお召し頂いても<おしゃれ>だと思います。

 

 

~25日

 

 

菊と桔梗柄の小紋です。ポリエステルの絽です。

菊は長寿を象徴する吉祥文ですので、本来であれば、時期を選ばずに来て頂ける柄ではありますが、秋のイメージが強い花だと思います。

桔梗と一緒に描かれれば尚更です。

 

 

紫がかった茶の帯を合せてみました。

松葉仕立ての、ポリエステルの紗の名古屋帯です。

 

グレーの着物地には、ピンクや水色などの帯も合うと思いますが、一部、薄茶色で菊が描かれているのを頼りに、この色を選びました。

 

着物も花柄、帯も花柄、なのが少し気になりましたが、手持ちの物の中で折り合いをつけた結果です。

 

 

見えずらいですが、帯揚げは藤色(グレーがかったピンク)

帯締めは淡いピンクを合せました。

 

 

~26日

 

 

ポリエステルの絽です。

藍色と水色だけの柄ですが、柄見本帳のように色々な柄が見られます。

 

この着物の端切れで、帯締めを作りました。

7月初旬のコーデの折に、ナツネコさんに<おしゃれ>と言って頂けました!

 


 

帯は茶系を選びました。

変則的な縦絽のような織が、芝に雨が降っているように見えます。

季節の変わり目の雨を連想して頂けたらと思います。

 

なぁ~んて

前姿では、雨が横になっちゃうんですけど、まっいっか!

 

 

帯揚げは水色の絽。

帯締めは共布の絽の丸ぐけです。

共のものを合せるのは初めてです。

ダサい!?かな

端切れで作った!ということを紹介したかったので、あえて使ってみました。

 

 

28日

 

 

ポリエステルの絽の着物です。

ちょっと変わった柄で、もはや作者の気持ちがわかりませんが、全体の印象としては好きな着物です。

 

 

 

着物にグリーンがかった色が使われているのを頼りに、黒にグリーンの糸が織り込まれている帯を合せました。

平仕立ての名古屋帯です。

 

 

 

着物には少しだけ赤も使われています。

その赤を活かしたく、帯締めは赤を選びました。

片側だけに白と赤の濃淡の糸が組まれている夏用の帯締めです。

この少しの白がきつい感じを和らげてくれるように感じます。

帯揚げは海老茶色の絽です。