母は、新舞踊を教えていました。
この3月までは、区の民舞連盟の副会長をしておりました。
つまりは、長年踊っていた訳です。
踊りの舞台は、以前はお囃子をひな壇に並べて、生演奏で本衣裳を付けて踊ったものですが、誰でも、それほどお金をかけずに踊りを楽しめるようにと<新舞踊>というものが考えられました。
生演奏ではなく、カセットテープの曲を流して踊れるようになりました。
難しい長唄でなくても、お気に入りの演歌でも良いのです。
この、カセットテープ。
増えに増えました。
母は、出しておくのが嫌いで、取り合えず、どこかに仕舞うタイプです。
結果、どこに何があるかわからなくなります。
以前から、この母の踊り用のカセットテープが気になっていたのですが、母の体調が悪いと、なかなか片付けられません。
”これ、必要?”
”もう、何にもいらない。全部要らない。もう、どうせ踊れないし、、、”
と、こうなります。
乳癌の手術から4年が過ぎ、体調もまあまあ。チャンスです。
同じ曲のテープが5本も6本もあります。
それを、元テープ+1本に整理し、もう、絶対に踊らない(動きが早くて踊れない)ものを母に聞きながら処分。
他の先生方に、御入用のテープが有ったら差し上げようと思い、伺ってみましたが、テープは時間とともに劣化してしまうので、古いテープは要らない。ご自分も時々処分しているとのことでした。
母は長い間、捨てることをしなかったのでこうなりました。
2階の床の負担が減った気がします。