元々、腰椎すべり症があるところに、変な姿勢を取ったために腰を痛めてしまった母です。
整形外科に行ったら、1週間くらい入院しましょうと言われてしまいました。
”3日後にワクチンの接種の予約があるんですけど、、、”
”それは、病院から、1日仮退院みたいにして、娘さんに付き添って行ってもらえばいいから。”
”家だと、ベットからトイレまで数歩なんですけど、病院だとかえって遠くなって辛いです。”
”ポータブルを置かせます。”
”・・・・・・ワクチンが済むまで様子見てもいいですか?”
”いいけど、その時にベットが空いてないかもしれないわよ。”
母は、入院が嫌いです。
乳癌の時のように手術が必要な場合は仕方ありませんが、今回は、安静のための入院を勧められています。
入院の良い所は、痛みがひどい時に、痛み止めの点滴とか、すぐに対処してもらえることです。
ですが、どうしても嫌だというので、点滴を受けて帰宅しました。
とにかく、安静に!ということでしたが、トイレは頑張って自力で行っています。
動かないように!と先生はおっしゃいます。
私が、つい ”動かないと、筋肉が落ちて動けなくなってしまう。”とつぶやいてしまいましたら
”筋肉が落ちるからと言って、怪我をしたアスリートに走りなさいとは言わないでしょ。それは、ナンセンス。”
そうですね。おっしゃる通りです。
先ずは、怪我を治す、痛みを取ることが大切です。
でも、、、と思ってしまいます。
以前、知人のお母様が、90歳を過ぎて、腰の手術をなさったと伺い、
”それで、お母様は歩けるようになったのですか?” とお尋ねすると、
”いいや、寝たきりだよ。でも、痛くないといっている。” というお答えでした。
母は、動けなくなることを恐れています。
私に迷惑を掛けたくないからです。
母は、とても自尊心の強い人です。
トイレくらいは自分で行きたいのです。
2日間はベットでご飯を食べましたが、頑張る人なので、下に降りると言います。
”安静って言われたでしょ。持ってくるから。”
”動けなくなりそうで、イヤ!なのっ!”
時間をかけて階段を下ります。
これを断固として止めるべきか(まあ、言うことは聞きませんが、、、)迷います。
3日目が、ワクチンの予約の日でしたので、車椅子をお借りして出かけました。
少し体調を崩したこともありましたが、2週間、一歩も外に出ませんでしたが、だいぶ良さそうに見えたので、
”お母さん、車椅子で外の空気でも吸いに行ってみる?”と聞くと、
”歩いて行く。”と。
散歩が復活しました!
首にはハンカチに保冷剤を包んで巻いています。熱中症対策です。
ゆっくりと、ほんの近くまで。
やはり、お散歩はいいですね。
朝顔が綺麗でした。
中には、着物の柄にも良さそうな朝顔が!