母は、ストレスに弱いタイプです。
真面目な性格が災いしているのでしょうか?
考え込んでしまいます。
突き詰めてしまうのでしょう。
いつか私にこう言ったことがあります。
”ねぇ、〇〇子、なぜ、人間は生きていくのだろうねぇ?”
ーーー???
”そんなの、大昔からお偉い哲学者の先生方がみんなで考えて、結論なんて出ていないことなんだから、お母さんが悩んだって仕方ないでしょ。”
”そうか、、、そうだね”
これは、母に響いたらしく、その後も時々に
”お母さんは、哲学者じゃないしね、、、” と独り言で言ってました。
その辺の様子も真面目さが出ていますでしょ。
自身のことで悩むのならまだしも、他人様のことでも悩みます。
”あの人、どうしてあんな事するんだろうねぇ。なんであんなこと言うんだろう。”
”お母さん、考えてみて。一人娘の私だって思うようにならないのに、他人様がお母さんの思うようになるはずないでしょ。”
これは、失敗発言でした。
”そうだね、だいたい、お前は、、、、、、、、、” と、色々言われてしまいました。
考えてもどうにもならないことを思い悩んでも苦しくなるだけです。
実際に、母は胃が痛くなったり、吐き気がしたりと、体調を崩すのです。
そんな母をそばで見ていて、ずっと痛々しいと思っていました。
なるべく考えないようにするのは、身を守る手段だと思うのです。
不器用な母は、それが出来ません。
当然、ほぼ機嫌は悪いです。
面倒臭い母です。
でも、誰より大切な母です。
もう少し、気楽に晩年を過ごしてほしいと思うのですが、、、