2歳の坊ちゃんのお誕生日に、ご両親とお祖父様、お祖母様でお出で下さいました。
可愛い盛りのお孫さんとのお食事会!
絵にかいたようなお幸せです。
お子様がご一緒ですと、お客様のお荷物も何かと多ございます。
大きな荷物が置かれたり、おもちゃが出されています。
お子様が動かれるので、必ずしも上座からお配りできないこともございます。
通常、私どもは通らない床の間の前を通って運ばせて頂くことにもなります。
”失礼して、高い所を通らせて頂きます” とお声をかけて、お配りすると
”どこでも通って下さい。すみません。子どもがお邪魔して”
と、お若いお母様がおっしゃいます。
いえいえ、お子様歓迎のお店なのです。
特に私は、お宮参りとか、七五三のお祝いなど、お子様ご同伴のお席が大好きなのです。
そこで、
”ご年配のお客様のために、それまでの和室を椅子席に変えました時に、このお部屋だけは、小さなお客様のために和室のままに残したと聞いております”
と、お子様歓迎をアピール。
”ありがとうございます。子どもには和室の方がいいですね”
私がお礼を言われてしまいました。
その坊ちゃん、襖を閉める度にバイバイをしてくれますし、大人しくていい子なんです。
しかも、将来が楽しみなイケメン!
ご機嫌さんになさっていたのですが、お水を飲もうとされて、ちょっと危うかったのでしょう、お父様が、”おおお!!!” と大きなお声を出されました。
坊ちゃんは、驚かれて、フリーズしてしまいました。
でも、お泣きにもなりません。固まったままです。
そこがまた可愛くて、、、
”パパのお声の方がびっくりなんです” 思わず、お父様をせめてしまいました。
”ごめんごめん。怒ってないよ~~ごめんねぇ~” と必死なお父様。
お帰りの際は、私のことを自分の味方だと確信している坊ちゃんは、私とハイタッチ!
そうなのです。お手を出されたので思わず、可愛らしいお手に触れてしまいました。
手をつながれていたお母様に
”すみません。触れてしまいましたが、アルコール消毒しております”
”大丈夫です” と笑って下さいましたが、コロナって本当に悲しいです。