バイト先には個室があるので、コロナ禍でも安心と思って頂いたのか、今年も七五三のお祝いのお席は多くございました。
七歳のお祝いともなりますと、すっかりお嬢様ですね。
もともと、七歳は、着物を着る時に紐ではなく、帯を締めるようになるのをお祝いする 帯解の儀(おびときのぎ) がその由来なので、 大人の階段を一段上ったという感じがあります。
貸衣装をご利用の方が多いこともあるのでしょうが、お部屋に入ると、お食事の前にお召し替えをしてしまわれるお子様が多いのは残念です。
そんな中、まれに、お帰りまでお着物をお召しになられているお嬢様がいらっしゃいます。
いつもに比べて多少動き辛いなどの不便さよりも、綺麗な着物を着せてもらった心地よさが勝っているのですね。
幼い時から着物が大好きで、着せて!とねだっていた私は、上機嫌でお着物を着ていらっしゃるご様子をみると、嬉しくなってしまいます。
そういうお嬢様は、これからも折に触れお着物を着て下さると思います。
私、着物人口が増えることを切に願っています。
自分で着物を着るとこが大好きですが、人様の着物姿を見せて頂くもの楽しみです。
少し前まで、着物は高価なものでした。
今は、ポリエステルの物もありますし、たんすやさんや、インターネットで安価で求めることも出来ます。
着付けも動画で何度でも見て覚えられます。
是非、多くの方に着物をお召し頂きたいです。
着物の着かたや帯の揚げかたには、それぞれの方の好みがあります。
例えば、私はお太鼓は、太鼓橋と同じように、少し丸みをおびた形が好きですが、ピシッと四角く揚げるのが好みの方もいらっしゃいます。
お太鼓の大きさも、正装の時は大きめで、普段着は小さめなどの目安はありますが、その中でも好みは分かれます。
お好きにお召しになったらよいと思います。
アクセサリーやお帽子なども、私は絶対に付けませんが、ご自由になさったら良いと思います。
老舗呉服店のお嬢様であるユーミンが、お着物にアクセサリーを付けているのを見たことがあります。ステージのお写真だったと思います。
ただ、私がどうしてもお願いしたいことがあります。
若いお嬢様は、襟元をきちっと合わせて下さい。
だらしなく見えてしまい、とても残念です。