母と私の着物ぐらし

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8月の着物コーデ~6日

昨日は、暑かったですね。

でも、今日もその暑さは続くようでしたので

涼しい着物、、、涼しい着物、、、これにしました。

 

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先月も着た着物です。

綿と化繊の交織の着物で、正確には紗ではないのですが、隙間のある織り方なので、涼しく着ることが出来ます。

 

前回は、鮮やかな緑色の帯と合わせたのですが、今日は茶色の紗の帯を選びました。

この帯の色ですが、日本の伝統色でいう栗皮色(くりかわいろ)だと思われます。

栗の皮のような黒みがかった赤褐色。とのことです。

 

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帯の柄は、沙羅双樹(夏つばき)だと思います。

椿というと冬~春の花ですが、この夏つばきの存在があるので、椿は一年と通してお召し頂ける柄となります。

 

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帯締め帯揚げは、緑と迷いました。

緑も水色(空色?)も、栗皮色の帯との相性は良いのですが、涼しげな感じがする水色を選びました。

 

8月の着物コーデ~5日

暑かったですね。

朝から、テレビで、暑くなる!熱中症に注意!って言っていたので、とにかく涼しい着物を選びました。

風通しが良くて、白っぽいもの。

黒は光を集めてしまいますからね。

 

先月も着ましたが、やはりこれが涼しいです。

麻と綿と化繊の交織です。

 

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帯は、紗の名古屋帯です。

これは洗える帯です。

最近、所によって夕立、雷雨の恐れもあるので、これでしたら安心です。

 

 

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帯締め帯揚げは、着物の柄に使われているオレンジ色を選びました。

 

このオレンジ色ですが、日本伝統色でいうと黄丹(おうに)になります。

皇太子の正式な礼服の色とされ、少し紅味を帯びたくちなし色。とのことです。

7月の着物コーデ~30日

  ~紗(風)の着物に紗献上(ポリエステル)

 

昨日に引き続き、一日ずれこんでおります。

 

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綿とポリエステルの交織の着物です。涼しいです。

うすぼんやりとピンクとも紫とも言えない淡い色の縞が入っています。

クレヨンで、<はいあかむらさき>という色があるのですが、その色に近いです。

 

以前、エミータさんが日本伝統の色について書いておられました。

実際に写真も載せて下さって、とても興味深く拝見しました。

 

sutekidane.hatenablog.com

 

たしか、茶の裂地の本にも色見本が載っていたと思い、調べてみました。

 

代表的なものが載っている中で、半色(はしたいろ)に似ています。

 

  半色

  紫草で染めた<濃き>紫と<淡き>紫の中間の薄紫色。

 

やはり、日本古来の色の呼び名には風情がありますね。

 

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帯は夏用に織られた博多帯です。紗献上と呼ばれています。

これはポリエステルなのですが、とても締め易いです。

化繊はズルっとしがちなのですが、さすが、博多織です。

 

帯の色ですが、んんんんん、、、、、、

ローズピンクです。

 

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日本古来の伝統色の中には、お馴染みの水色、空色などもあります。

昨日と同じ小物をあわせました。

本の写真と比べる限りでは、水色というよりは空色に近いようです。


 

 

 

7月の着物コーデ~29日

  ~雪輪の紗(風)の着物に縦絽の名古屋帯

 

オリンピック観戦を楽しんでおりましたが、今日は久々のバイトでした。

 

今日は人身事故のため、電車が大幅に遅れて、いつもは30分ほど前に着くバイト先に何と1時間も遅刻してしまいましたが、何とか開店時間には間に合いました。

 

密を避けたい状況で、満員電車は厳しかったですが、何となく周りの皆さんが私の着物姿に気を使って頂いたように感じました。

お陰様で、お太鼓も乱れることがありませんでした。

 

 

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綿と化繊の交織の着物です。

正確には紗の織り方ではありませんが、隙間のある織り方なので涼しく着ることができます。

 

黒地ですと透けますね。

重なっている部分では、下の柄が見えます。

 

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帯は、縦絽の化繊の名古屋帯です。

これは、色柄はお気に入りなのですが、締めずらいです。

キュッと言う感じがありません。

いつもは交差させただけでお太鼓をあげるのですが、結びました。

 

着物の柄は雪輪です。

雪輪の中にも柄があるのが一般的で、梅、藤、桔梗などのお花が描かれています。

 

花柄に花柄を合せると、ケンカするなどといいますが、着物の方は雪輪の中の柄なので、大丈夫かなと思います。

 

この帯は、えんじ色と白という色合いが着物と同調しているので選びました。 

 

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帯締め帯揚げは、黒にも、白にも合う色なので水色を合せました。

 

 

Wi-Fiのご機嫌が悪く、昨日UP出来ませんでした。

基本、わからないまま使っているので辛いところです。

でも、楽しいので頑張ります!

仲居さん日記35

   ~お客様と共にブルーインパレスを追いかける

 

開店の準備もほぼ済んだころ、お隣のフレンチのシェフと、うちの黒服さんが何やらお話をしています。

 

何かが来るとか、、、

 

先ごろ、衛生検査と、消防検査を済ませたところです。

現状の確認ではありますが、それなりに気を使います。

いつもより念入りにお掃除したりするのは、検査官への礼儀と心得ます。

 

”何が来るんですか?”

 

”ブルーインパレスがスカイツリーの近くを飛ぶらしいよ”

 

ブルーインパレス!

       

 

医療従事者を応援するために飛んで、感動で泣いている方もいらっしゃったのをニュースで見ました。

綺麗に並んで飛ぶのもすごい技術だと聞いています。

お互いを信じて、ご自身も正確に飛ばないと、とても危険なのだそうです。

見たい!です!

 

黒服さんが、コースと時間を調べて下さって、どうやら、スカイツリーには往復通るらしいことがわかりました。

 

何というラッキー!

しかも、週に2日しか出ていない私の出勤の日に飛んでくれるなんて!!!

 

フリーの男性お一人が見えました。

ブルーインパレスが飛ぶ事、この店が特等席であろう事、お伝えしました。

でも、そのお客様はお時間の都合で、ご覧にならずにお帰りになりました。

残念です。

 

その後、若い女性のお客様がお一人でご来店下さいました。

 

”今日は、ブルーインパレスがスカイツリーの近くを飛ぶようでございます。お時間が許すようでしたら、是非、ご覧になって下さい”

 

”ああ、開会式ですね。狙って来た訳ではないのですが、ここは特等席という訳ですね”

 

”はい。お客様の日ごろの行いだと存じます。私も、毎日出ているわけではないのですが、たまたま今日が出番で”

 

ここで、つかさず、

”日ごろの行いですね“  と、おっしゃって頂きました。

 

しかしながら、この特等席に他にお客様がいらっしゃらないのが実にもったいないです。

 

見下ろしますと、橋の上や、デパートの屋上やら、隅田公園に人があふれています。

 

そのお客様と、”下の方々、暑そうですね” などと余裕でお話させて頂いて、黒服さんが書いてくれた簡単な地図と、コースを確認して準備万端です。

 

新国立競技場の上で五輪のマークを描くとしたら、遠く都庁も望める特別室からでしたら、それも見えるかもしれません。

 

そろそろという時刻には、普段ではありえないのですが、板場からも見学に出てきて皆で待っておりました。

 

“おっ来た!”

 

”えっどこどこ?”

 

”ほら!あそこ!”

 

思ったよりも、小さいです。

余程高い位置を飛んでいるのでしょう。

でも、綺麗に並んでいます。感動致します。

 

スタッフ一同、ブルーインパレスを追って、ホールを移動し、特別室へ向かいます。

 

私は、途中でお客様にお声をかけて

”どうぞ、よろしければご一緒に参りましょう”

”はい!”

 

特別室からは、初め、5色の煙(?)を出しながら上昇したところと、戻ってきて、5輪を描いているらしきところを見ることが出来ました。

 

その後、雲が多かったためか、皆で見失ったのですが、隅田区は快晴でしたので、スカイツリーに向かってくるところを見つけました。

 

スカイツリーを通り過ぎる時は、白い煙(???)が出て、青空に映えていました。

 

着席されたお客様に、”お疲れ様でした” とお茶を差し替えさせて頂きました。

 

”あちらのお部屋は貸し切りのお部屋ですか?”

 

”はい。反対側にも、お部屋がございます。何かの折にはお使いくださいませ”

 

”はい!”

 

可愛らしいお嬢様です。

お祝いのお席でお目にかかれますように。

 

 

 

 

 

7月の着物コーデ~23日

いろいろありましたが、今日は東京オリンピックの開会式です。

 

ブルーインパレスが飛んだことをご存じの方も多いと思います。

私のバイト先は、間近にスカイツリーが見えるのが自慢です。

なので、往復スカイツリーの近くを飛んでくれたので拝見することが出来て、とてもワクワク致しました。

 

厳しい暑さの中、選んだ着物は、綿と化繊の交織です。

 

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紗のように見えますが、正確には織り方が違います。

紗は、もじり織という技法で、隣同士の糸が触れ合わないようになっっています。

この着物は、細い糸で、隙間があるように織られているものです。

 

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絽の名古屋帯です。

水の流れか、風か、何の柄でしょう?

鮮やかな緑色の帯ですが、葉っぱが全体に描かれているこの着物でしたら、合わせても大丈夫かなと思いました。

葉の中にさらに模様が描かれている部分にはグリーン系の色も使われています。

 

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帯締め帯揚げは、緑と相性の良いオレンジを選びました。

7月の着物コーデ~22日

暑いですね。

こんな日にも、いそいそと着物を着てしまう私。

 

”涼しそうですね” と、言って頂くこともあるのですが、”着物、暑くないですか?” と聞かれることも度々です。

 

そりゃまぁ、暑いですね。

でも、慣れているというか、私としては、こんなに暑ければ、何を着ていても暑いに違いないと思うのです。

私にとっては、夏のストッキングの方が辛いです。

 

以前、母の踊りのお弟子さんが、絹のストッキングを私にプレゼントして下さいました。

舞台の日などは、私は雑用係なので、それを労って下さったのです。

 

絹のストッキングは、比較的涼しいです!

そして、冬にはくと温かいです。

絹のすばらしいところです。

 

今日、選んだ着物は、綿、麻、化繊の交織です。

 

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いわゆる薄物と呼ばれるもので、細い糸で織られています。

見た感じは透けていて、紗かな?と思えるのですが、生地をアップで見てみると

 

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もじり織にはなっていません。

紬風の糸が使われているのが判ります。

細い糸で、しかも隙がある織り方なので、着心地は涼しいです。

 

網の柄は、水を連想させるので、涼を呼ぶ柄と言えます。

 

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帯は、暗いグリーンです。

 

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帯締め帯揚げはオレンジを選びました。