本格的に袷の着物の時期になりました。
町中でも、観光客ではない方の着物姿を見かけるようになりました。
~13日
ポリエステルの着物です。
グリーンと茶と紫のぼかしが、移りゆく秋のイメージを持って頂ける着物だと思っています。
ゴワッとした感じで、物は良くないのですが、色柄が気に入っています。
帯は、先日ご披露させて頂いた再利用の名古屋帯です。
この帯、思いの他、お誉めのコメントを頂きました。
となりますと、まあまあかなぁ~から、いいかもねぇ~に、気に入り度が上がってまいります。
金の部分が意外に光ります。
小物は、紫と迷いましたが、オレンジの方が自然なようです。
帯が個性的なので、小物は冒険をしない方が良いと考えました。
~14日
細かい雨が降る中、出かけました。
大きな桐が描かれています。
こういう大柄の小紋も私の好きなパターンです。
これは、しっとりと体に馴染んで、とても着心地の良い着物です。
ひと口に洗える着物と言っても、質感は様々です。
桐の花が赤いので、この着物には赤い帯を選ぶことが多いのですが、今日はピンクの帯を合せてみました。
柔らかい印象になったようです。
フラシュで真っ白に写ってしまいましたが、帯揚げは淡いピンクです。
帯締めは、グリーン、紫、薄茶の組み紐。
着物の、こげ茶一色に見える部分は、実は麻の葉になっています。
これだけ目立たないように描くって、却って謎ですよねぇ~。
~15日
唐子の柄です。
これもポリエステル。
今週は、お天気がもうひとつはっきりしなかったです。
唐子の周りには、紅葉、梅、桜の花びらが飛んでいます。
袷の時期全てを賄えるようになっていますが、柄が細かいので、これで季節を感じる人はいないと思います。
ただ、着る人の気持ちを救ってくれると言いますか、
紅葉だから秋にしか着ることが出来ない!
いえいえ、梅も、桜もあるよぉ~いつ着てもいいんだよぉ~
と、言ってくれている気がします。
お気に入りの帯です。秋の風情がありますね。
柄合せをしようとした気持ちが出ていますよ、ね。
小物類は青磁色を選びました。
母が作ってくれた丸ぐけは長尺なので、私には長すぎます。
藤結びにすると、余りが少なくなるのですが、今日は、何軒か法事のお席のご予約を頂いていたので、2度からげて締める藤結びはやめました。
重なることを不快に思われるお客様もいらっしゃると思います。