その1 よろけ縞の着物に赤い帯
ビシッと直線の縞ではなく、フリーハンドで描いたような縞を よろけ縞 と言います。
渋めの着物でも、赤い帯を合せれば、老け込みません。
逆も有り!で、少し派手かな?と心配な着物には、大人しい色目の帯を合せると落ち着きます。
この着物、よく見ると、グリーン、オレンジ、紫など、たくさんの色が使われています。
小物は、着物に使われている色の中から、帯の色合いとのバランスを考えて選びます。
帯揚げ、帯締めを同じ色目で統一するのが無難ではありますが、組み合わせを迷うのも楽しみです。
その2 辛子色の帯で秋らしく
何となく、秋にばかり着ている着物なのですが、
柄をよく見ると、松竹梅に、菊、椿、桔梗、花菱に芝もあります。
本来は、季節を選ばない着物のようです。
この時期なので、辛子色の帯を合せました。
この帯もお茶先輩のOさんから、反物で頂いたものを母が仕立ててくれました。
Oさんも、お母様が和裁をなさる方だったそうです。
”これ、母が仕立ててくれたのよ” とおっしゃって、頂いたお着物もあります。
辛子色の帯は、思ったよりも着物に溶け込んでしまいました。
帯締めは、間を区切りる感じの色合いを選びたい、、、で、赤紫を。
帯締めも紫にすると、ちょっとキツイので、グリーンと薄茶と紫の丸組を選びました。
左右が違う組み方になっているものです。
長すぎるので、藤結びにしました。
その3 ~ 和装コート
着物は本来は、帯付きで出歩くものではなく、訪問先へ埃を持ち込まないためにも、道中着を着るものなのです。
と、言っている私も、暑いときは着ていませんけど、、、
でも、さすがに11月に入りますとコートを着ます。
昨日までは、ウールの一重のコートを着ていました。
急に寒くなったので、裏の付いているコートにしました。
こんな薄い裏地があるだけでも、温かさが違います。