降水確率40%でしたので洗える着物を選びました。
一越風です。
この色目なので、秋の気配の9月にだけ選ぶ着物です。
柄は何でしょう?花を上から覗いた様子にも見えるのですが、、、
上の写真でお気づきでしょうか。
普通帯は、二つに折って、わさの方が下になります。
名古屋帯は二つに縫ってありますが、袋帯の場合などは、帯に紙財布などを挟んでも落ちる心配が無くて便利ですが、何より、”福を受ける” という意味があるそうです。
ですが、これは逆に締めています。
といいますのも、この帯がお気に入り過ぎて
このように擦れてしまったのです。
バックにでもしようと思ったのですが、締めやすくて、どんな着物の色にも合わせやすいこの帯が 諦めきれませんでした。
母は新舞踊の師範です。
舞踊の方々は、わさが上になるように帯を締めます。
扇を帯に挟む時にわさで引っかからないようにするためです。
私は舞踏には興味はなく、お茶の人なので、”福を受ける” という締め方に心惹かれるのですが、苦肉の策で真似てみました。
もう少し締められそうです。
ちなみに、帯を締める時、帯の手の部分を後ろから左肩に掛けて胴に巻き始める方が多いと思いますが、右肩に掛けて巻き始めると、汚れていない反対側を表に出すことが出来ます。
帯結びは、手が覚えているというか、これが反対となると、とても難しいです。
練習しだいなのでしょうが、私には無理のようです。