5月は本来は袷の着物を着る時期です。
昔は、20日過ぎないとなかなか単衣は着ないものでした。
でも、早くも<夏日><熱中症>などと耳にします。
気候が変わったのですから、常識も変わっていって当然と思います。
暑い日は、単衣を着て、また、肌寒い日が来たら、袷の着物に戻すようでも良いのではないでしょうか。
なるべく快適に、楽しく着物を着たいものです。
今回の紺の小紋は、肌寒い日バージョンです。
板場の煮方のお兄さんに
仲居さんぽいと言われた着物です。
ぽいって???
仲居さんですけどぉ~
いつもそそっかしい所をお見せしていますしね。
ご迷惑もお掛けしていますしね。
でも、楽しくお仕事しています。
~その1 単衣の帯と合わせる
小紋の着物でも、袋帯を締めると格は上がるのですが、爽やかさを大事にしたいこの季節、二重太鼓は重い感じがしてしまいます。
今回は単衣の名古屋帯を合せました。平仕立てになっています。
実は、初め、先日締めた白地に白の刺繍の帯を選びました。
紺に白は定番かと思いましたが、真っ白な帯は、コントラストがキツイ印象でしたので、グレーでテッセンが織り込まれている帯に変えました。
小物類は水色。
同系色でスッキリとまとめたつもりです。
~その2 博多帯と合わせる
博多帯は、基本裏を付けません。
単衣でもしゃっきりと結べます。軽やかです。
伝統的な博多織ではありませんが、これも博多帯です。
帯揚げは薄い水色。