母と私の着物ぐらし

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2泊3日の入院<2日目>

この日は、午前中、自宅に荷物が来る予定になっていたので、

それを待って、母の病院に向かいました。

 

目薬と、携帯

それから、おむつに慣れない母は、におい消しのスプレーを買って来て欲しいとリクエストがありました。

普段でも、お出かけの時、携帯用の<トイレその後に>を持ち歩いている母です。

駅や、デパートのトイレを使って、大を済ませた後、そこにすぐに他人様が入ったりするのが耐えられないのです。

 

っていうか、一緒にトイレに入っている私のことは気にならないのね。

 

     苦笑いをする女性のイラスト

 

ちなみに、私は、トイレで用をするのは仕方ないじゃないって思うタイプ。

 

担当医には、面会は遠慮してほしいと言われていましたが、

また救急の方から入れば、何とかなるかなと期待しつつ受付に行くと、

”そこのエレベーターで4階へどうぞ”

 

えっ、それはまずいんじゃないですか

それこそ、先生がおっしゃるように肺気腫の患者さんもいるわけですし、、、

 

”あの、私、コロナで発熱して6日目。熱が下がってもう3日なんですけど、

緊急の出入り口でなくて大丈夫でしょうか?”

 

病棟の看護師さんに聞いてみますとのことで、

きっと初日のように、裏から入れると、思っていたのですが、

受付に預けて帰るようにとのご指示でした。

 

”本人の手元には何時頃届くでしょうか?”

 

”さぁ、今、病棟の方はバタバタしているでしょうから”

(確かに、お昼時でした)

 

目薬の方には、メモを入れました。

 

自分では注せません。

NO.4の目薬は、目の周りが黒くなるので、ウエットティシュを渡してあげて下さい。

よろしく御願い致します。

 

あ~あ、目薬くらい注してから帰りたかったなぁ~

 

母と電話連絡がついたのは、4時くらいだったでしょうか。

 

”お母さん、大丈夫?病室に行ったらダメって言われちゃったの。

目薬、ごめんね。うっかりしちゃって。

夕べ注せてなくて、今日もこんな時間になっちゃったから、

なるべく早く、看護師さんに注してもらってね”

 

いつもだったら、お怒りモードになる母ですが、

目薬の件は

”仕方ないよ”

って、言ってくれました。

 

その後、1時間ほどした頃でしょうか、母から電話がありました。

”叱られちゃったから、お母さんは、すぐにでも退院したい!”

泣き声です。

 

”わかった!、病院に電話して、今日は無理でも、明日退院するって言うね。

何があったの?”

 

”眼鏡を落としちゃったのね。で、拾ってもらったんだけど、

気をつけていたんだけど、また、落としちゃったの。

踏まれたりしたら困ると思って呼んだら

そんなに度々呼ばれたら困ります!って、叱られたの。

だって、お母さん、見えないんだもん”

 

悲しそうな声、、、

 

電話を切るときに誰かが入って来たようで

母の

”はい。ごめんなさい”って、力の無い声が聞こえました。

 

こんな所に母を置いておけません。

 

すぐに病院に電話をすると

担当の看護師さんに繋いでもらえました。

 

母も、担当の方には優しくしてもらったって、言っていました。

叱ったのは、別の看護師さんだと。

 

担当の看護師さんは、2度目に眼鏡を落としたのは知らなかったようです。

 

退院の希望を先生に伝えて下さるとのことでした。

 

退院!は決めました。

問題は、どうやって帰宅するかですが、

確か、介護タクシーというものがあるらしい

今は、何でも調べられて便利ですね。

電話番号を知ることが出来ました。

 

夜、担当医から電話があって、

肺炎も悪化していないし、本人が退院を希望なので、1日繰り上げての退院が許可されました。

 

ありがたかったのは

介護タクシーは、病院が手配してくれるとのことでした。

 

その晩は、母がどんなに悲しい思いをしているかと思うと

よく眠れませんでした。