毎月というか、月に2度のご来店となるほどの常連さんがいらっしゃいます。
80才を過ぎていらっしゃるだろうと思われるお母様と、その息子さんです。


会席のコースはほぼ月替わりですが、頻繁にいらして下さるので、前回となるべく重ならないように、板長が献立も特別なものにしています。
店のお話しの感じから、息子さんは独身でいらっしゃることがわかります。
独身貴族かぁ
お二人とも静かにお食事をされます。
お母様はお茶
息子さんは、生ビールの後、レモンサワーを2杯
でも、仲居さんが勧めると、断れないで、3杯になることもあります。
いつも楽しそうにお話しをされているのですが、
先日は珍しく、息子さんがスマホを見ていらっしゃいました。
あら、せっかくの親子水入らずの時間なのに、どうなさっのかしら。
もしかして、株とかなさっていて、大きく動いたとか!?
失礼ながら、見るからにお金持ちって風貌ではないので、(← ホント失礼)
皆で何者だろうと、詮索しているのです。
その日もお母様の食欲は旺盛で、綺麗に召し上がって下さいました。
生きるは食べる!
食べるは生きる!です。
ご年配のお客様が残さずに食べて下さるとほっとします。
お席をお立ちになったので、ご挨拶に伺いますと
お母様の方からお声を掛けて下さいました。
”どれもとても美味しかったわ。ありがとう”
”こちらこそ、いつもありがとうございます。
お二人にお目に掛かりますと、私も親孝行しなければっ!って思います”
親孝行な息子さんでお幸せでございますね”
お母様は笑顔です。
ふと、テーブルを見ますと、お母様のお財布が置かれたままになっています。
”奥様、貴重品をテーブルの上にお忘れでございます”
”ああ、いいのよ”
と、ここでビックリなことが
そのお財布を息子さんにお渡しになったのです。
お母様のお財布を持ってレジに向かう息子さん。
ええええええっーーーーー

いつも、こうして、お母様のお財布を預かって、息子さんがお支払い下さったのかしら。
いいんです。
私には関係ないですし、親子さんですもの、どちらがお支払いになられても。
でも、長い間この親子さんに持っていたイメージが
ガ~~~~ン
ちょっと驚いてしまったのでした。
次にお会いしたときに、この息子さんって言ったって、あら還って感じのおじさんですが、これまでと同じく接することが出来るかな?!
まあ、お仕事ですから頑張りますけど