以前、お帽子がカッコ良かったお祖父様の事、書かせて頂きました。
先日、このご家族様が再びご来店下さいました。
一年前の事ですので
と、いうか、近頃、記憶力が欠如しているので、直ぐには気づかず、、、
ただ、お祖父様のお顔だけは覚えていました。
良い印象とともに、、、
お飲み物を伺います。
一番お若い爽やかな青年(前回の主役の20才のお孫さん)が
”僕は、梅酒をロックで!”
と、元気いっぱい
可愛い♡
”はい!若旦那様は梅酒でございますね”
なんか、いじりたくなる
ワンコをくちゅくちゅってしたくなる可愛さ
いかにも末っ子って感じです。
と、お母様が小さなお声で
”僕も若旦那ですって、言いなさいよ”
と、もう一人の息子さん(お兄様)に囁きます。
ご長男は、優しそうなイケメン
ご次男の方がひと回りからだが大きくて、明るくて爽やか
”こちらの若旦那様は、何になさいますか”
”はい、僕は梅酒のソーダ割りで
ロックは、ちょっと僕は無理、、、”
仲の良さそうなご兄弟です。
お飲み物をお配りしているときです。
あっ!
窓辺の棚にお帽子発見!
そうだ!そうだ!
ブログにも書かせて頂いたあのご家族じゃないのっ!
イヤだわ。すぐに解らないなんて
”おのぉ~
以前、ご来店頂いたときも、私が担当させて頂きました”
お祖父様
”いやぁ~覚えててくれたの。嬉しいなぁ”
ほほあん
”はい、お父様のお帽子がカッコ良くて、記憶に残りました”
お祖父様
”実は、うちの若旦那がお姉さんのこと覚えてて、さっき、そう言ってたんだよ”
”まあ、若旦那様、ありがとうございます”
記憶をたどります
”確か、お兄様は、遠くからお出でになったと伺いましたが、今日も遠くからお出で下さったのですか”
”よっく、覚えているねぇ”
良い感じぃ。今日も楽しいお仕事で幸せ♡
お祖父様、お年頃になったお孫さんの結婚式に備えて
”ヅラ作ったんだよ”
だそうです。
そこで、娘さんである若旦那様のお母様が
”今どき、結婚するかどうかなんてわかんないんだよ。
まして結婚式なんてしないかもしれないし”
と、前回同様、遠慮なしの父娘の会話
お祖父様
”そうなのかぁ。せっかく作ったんだし、しろよ、結婚”
楽しそうに、お食事は進みます。
話は、変わりますが
お酒を1合でご注文頂く場合、私は、なるべく口までいっぱいに入れたいです。
これは飲んべいの性らしく
同じくお酒好きの仲居さんのJ子さんも、
”私も口まで入れちゃいます” って言ってます。
なので、このご家族だから特別と言うのでは無く、
いつものように、いっぱいに入れて、持って行こうとすると
こぼちゃんが
”それ、多いです!”
んんん~
こぼちゃんは、社員さんだから、こういうところ、管理するんです。
そして
減らされた
困った
お替わりのお酒です。
先ほどお届けしたものと、だいぶ様子が違います。
これ、私がお客さんだったら気付きます。
飲んべいってそんなもんです
さっき、あんなに良い感じだってのに、このケチ臭いお銚子持って行くのイヤだなぁ
お銚子を、テーブルに置く瞬間まで、ぐずぐずとしていたのですが、
思い切って
”すみません。見張られちゃってて、いっぱいに入れられませんでした”
若旦那様
”おお、そんな内部事情をぉ~" と大笑い
お父様(お祖父様の娘婿)が
"大丈夫ですよ。さっきのが多かったんですね”
と、笑顔でおっしゃって下さいました。
っていうか、やはり、量が少ないの、お気づきですよね。
リピーター様であることをこぼちゃんに報告します。
お見送りの際、自ずと態度が変わるので
”美味しいから、また、来ますとおっしゃって頂きました”
こういう時、こぼちゃんは
仲居さんの私に
”ありがとうございます” って言うんですよね。
まるで、ほほあんさんのお陰ですって感じなんです。
もうぉ~、おばさんキラーなんだから
お酒の量を、ケチ言うけど、やっぱり、こぼちゃんは可愛い