いくら暑いとはいえ、流石に9月も半ばを過ぎますと、更衣をしなさい!って、得体の知れない物からの 圧 を感じてしまいます。
母から刷り込まれている、着物の常識みたいなものからの 違和感 かも知れません。
<その1>
この夏、最後の絽の着物です(9月15日着用)
本来で有れば、8月の末に相応しいコーデだと思います。
夏の帯は、絽、紗、羅などあるのですが、それが組み合わされたような変わった織りの物も多く、何?と思うこともあります。
お祖母様や、お母様のタンスから、帯を選ぶ際、伺えない場合は、粗い織りで、風通しのよさそうなものでしたら、夏帯として使われてかまわないと思います。
この帯も、変わり織りです。
太い縞の間に柄かれているのは、建物やら、囲炉裏やら、何とも不思議な柄です。
小物は、茶系を選びました。
<その2>
更衣しました。
単衣になりました。
バイト先では、まだ皆さんが絽を着ていらっしゃるので、
絽の着物を着ることに抵抗はないのですが、
通勤時が落ち着かないと言いますか、居心地が悪かったです。
これは、絹とポリエステルの交織です。
雨の日も安心
母がこの着物を仕立てる時も
地味だねぇ~
死ぬまで着れるって感じ
なんて話していたのですが、そんな着物さえも、似合うお年頃の私、、、
帯は、柄合わせをしたつもりが、ずれていましたね。
実は、バイト先の更衣室で見るまで気付かず
てっきり、電車で座ったからだと思っていたのですが、
最初から残念な出来だったのですね。
でも、大丈夫!
垂れの部分をお太鼓の中から引っ張って、OK!
無事に円に近い感じになりました。
単衣になれば、必死に茶系の色を取り入れなくても、この季節の装いになります。
小物はグリーンを選んで、絽の着物をなるべく秋の風情で着たかった<その1>とは逆に、まだ秋が浅いことをアピール
<その3>
古い着物を縫い直す時に、母が袷は面倒だからと、単衣に仕立て直すことが多かったので、実は単衣の絹の着物は、けっこう持っています。
これも、その一つ
しかも、洗い張りって結構なお金が掛かるので、家で洗ってしまったというものです。
布が痩せたと言いますか、一段と薄い感じになりましたが、紬の着物は意外に水洗いしても大丈夫です。
どんな物でも、絹の着物は肩に沿ってくれて、着心地が良いです。
この帯、変じゃないですか
大丈夫ですか
まだ下ろしていない半幅の帯があったので、お太鼓になる部分だけを広げて
名古屋帯に直しました。
小物はグリーンを合わせました。