6月29日の七夕茶事のご報告の続きです
前回は、懐石の八寸まで
その後、湯斗と香の物をお出しして、一応、懐石は終了です。
因みに今回お出ししたお酒は、どれも純米大吟醸
全て頂き物です。
加賀鳶の吉祥

井筒屋伊兵衛の英勲

この二つは、妹弟子の娘ハイジが希望の大学に合格した、その内祝いで頂きました。
これに、お客様が当日お持ち下さった
久保田の萬壽
すごい!凄すぎる!
勿論、私たち母娘の分を残して、早々に回収させて頂きました (^_^)
初炭
お客様が写真を撮って下さいました。

香合は八角形の黒柿に入り船を描いた物を使いました。

黒柿という柿の木があるのではなく、樹齢数百年を超える古木に希に黒色の文様が現われることがあるのだそうです。

舟は、脇にひっそりと描かれています。
拝見に回ってこないと良く見えないってところが面白いです・
七夕には、カササギが羽を広げて並んで橋を作ってくれますが、
何だったら、舟も出します!という私の気持ち。
年に一度きりの、織り姫と彦星の逢瀬を応援したく選びました。
初炭の後は、常識的には、主菓子を召し上がって頂いて中立ちです。
後座で、お菓子をお出しするのは、
清寂の中、濃茶を一心に点てさせて頂くことには背きますが、
濃茶は、歩々庵でのみ召し上がるお客様には、やはり、濃茶の直前に、
甘い物をお口に入れて頂きたいと思ってしまいます。
続きます